日本のプロスポーツを代表する

プロ野球の新人選択会議のことですが、

その設立以降も悲喜こもごものドラマを

生んで来ました。

 

そもそもプロ野球は、戦前の東京六大学の

リーグ戦の人気沸騰以降、野球人気を

一手に引き受けてきています。

 

別所、別当、川上、杉下、藤村、西沢等

その時その時のスター選手を輩出し

長島、王の出現によりそのピークを

迎えたように思います。

 

日本中の青少年の脚光を浴びる選手たち

ですので、その報酬も一般の国民の

平均値とはかけ離れて行きました。

 

こうなると、新人選手の発掘も

金銭的な報酬の競争になって来ますし

巨人に代表される豊かな球団が

優先的に有力な新人選手を獲得できる

ことになってきてしまいました。

又、その金額も上限の無い高騰ぶりで

その是正も叫ばれるようになり、

ドラフト会議の誕生を迎えることに

なったと聞いています。

 

こうなりますと、新人選手の個々も

人間ですから、好き嫌いもありますし、

欲も得もあり、本人の意思に反する

決定のなされることも発生します。

 

最も世間を騒がせたのは、江川事件だと

思いますが、清原、桑田事件など枚挙に

暇はありません。

 

客観的に注意が必要なことは

ドラフト会議の決定に服さなかった

選手の側をいたずらに攻めるポジジション

には立つべきではないというところだと

思います。

 

たまたま、プロ野球機構の便宜上で

設立されたことが背景の会議であり、

洗濯される選手本人の意向を

根本的には代弁し得ないものの

筈のものであるからです。

 

しかし、これも考えてみれば、

ドラフト会議で名の上がる選手の

確立を考えてみると、それぞれが

とんでもない天才的な領域の

レベルに達している選手たち

だと思います。

 

一芸たりともそこまでのレベルに

到達できた選手たちには、先ずは

しっかりとした自信を心に刻んで

欲しいと思います。

 

理想と現実の奇しくも摺合せの

現場がドラフト会議の場だと

思います。

 

さらにベターな選択方法への

模索を期待しています。

 

アンクリエイト