地上遥か8800㍍の頂へよくぞ自分の足で
登り切ったものですね。
酸素濃度も日常の生活空間のものとはかけ離れ
既に死の世界です。
頂上への途中には先人の遺骸が累々と見かけられる
異様な登山道です。
ところが最近ではツアーの延長に近づいてのことか
一年の内の数えるほどしかない登山可能の時期には
行列状態で、テントの設営基地などにはゴミが散乱し
嘗ての人間を寄せ付けることを拒み続けてくれた
エベレストの姿とは様変わりしているようです。
良い面悪い面あると思いますので、
単純な評価はできませんが、
人間の体力を含めた能力の開発や、増強には
限界は無いような気がします。
毎日の日課のように富士山を昇降する人もいます。
70才を過ぎても、3000メートル級の山々を踏破し続けている
人もいます。
概して、脚力に自信の持てる間は、
物事に積極的に取り組む気力が持てるように
思います。
又、登山をする人は元気です。
己を知り、己をコントロールでき、
気持ちや考えの切り替えを躊躇なくできる
いずれも登山には必須の要件ですが、
日常の生活分野にも有益なことばかりです。
それにしても、1000メートルをチョット超す、
ご在所や藤原岳でもいざ登ろうとすると
頂上は未だか未だかの心境の繰り返しです。
終ってみれば、ヤレヤレの思いが嬉しく
心を占領します。
やっぱり良いものですね。
アンクリエイト