今の日本の郵政の取り扱い範囲は、
郵便宅配事業、金融保険事業の
二つに大別されます。
郵政省内部の財政的なウエイトからは
圧倒的に金融保険事業のウエイトが
高いようです。
個人的には、身近にある郵便局の
受け付ける簡保は安心感があり、
長く利用してきました。
又、小学校時代、学校の周旋で
毎月定期的に10円、100円という単位で
積み立てた積立貯金も幅広く利用された
ものだと思います。
残念ながら、いつの間にか失効してしまった
ようで、ちょっと腑に落ちないものがあります。
いずれも、バックにある信頼をよせるものとして
郵便業務があります。
赤い自転車やオートバイで家々を回り、
郵便物を届けてくれる、又、簡保の集金は
家まで毎月来てくれる。
そんな日常の親しみやすいイメージが
圧倒的な貯金を引き寄せた要因だと
思います。
戦後、将来を見越した国家運営に関する
設計を誤ったことが大きいとは思いますが、
その場その場のしのぎを優先することに
偏ってきた付けと、政治家も親から子への
世代を引き継ぐなかで、いつしか弱者を
弾くお坊ちゃまの集団に固まってきている
ことも、それを助長してしまっているのではと
思います。
多数決の弱点がまともにさらけ出されている
現状のようにも思います。
かといって、自分が立候補しリーダーシップを
取るようなことも現実的ではなく、
自信も持てません。
サトウキビ畑に迷い込んだキツネの
心境かもしれません。
アンクリエイト