昔の家の風景…

縁側の西の端っこには、足踏み式の機織り機があり、

座敷の縁側向きの日当たりの良い所には

ミシンが置いてありました。

 

機織り機の方は、座って楽しむ程度の遊び方しか

できませんでしたが、ミシンの方は、足で踏んで

調子を付けて、いくつもの布地を縫い合わせたり

して遊べました。

 

古来よりの、家庭での女性、特に、お母さんの

果たしてきた家事の分野での進歩には目を

見張るものがあります。

それだけ大変な役割を担って頂いたものと

感謝してもしきれません。

 

炊事、洗濯、裁縫、掃除、風呂への水運びなど、

私たち兄弟も、夕飯前に家族の茶碗を洗っておき、

ご飯を炊いておくことと、お風呂に水を張り、

沸かしておくことがお手伝いとして割り当てられて

いましたが、父も母も、その分毎日一生懸命に

働いてくれていることを知っていましたので、

文句の言葉はとても出せませんでした。

 

むしろ、掛け替えのない、良い経験をさせて

もらったと思います。

 

他にも、鶏、やぎ、伝書鳩、犬、猫と賑やかに

揃っていましたので、餌やりに、近くの田んぼでの

イナゴ取りや、小川での、フナ、モロコやザリガニ取り、

あぜ道でのヤギや鶏の喜ぶ草刈りなど

思いだしても嬉しくなる経験でした。

 

ミシンをきっかけに、こんな思い出を

胸にでき、感謝の気持ちです。

ありがとうございます。

 

アンクリエイト