①に続きます。

そこで顧客の満足を得るところへ発想を戻してみたいと

思います。

今や、顧客の手元にはスマートフオンもパソコンも

プリンターもあります。

日常の転居や転勤のご挨拶状や単純な名刺の作成などは

手元で作ってしまえる人も珍しくありません。

 

一方、料金を支払ってまで必要とする印刷物とは

どんな物があるでしょうか。

家庭や一般の事務所のプリンターのみでは、

制作の難しいもの(封筒、伝票、帳票、冊子、

ラベル、合成樹脂素材、看板、衣料品、箱、袋

…) これは物理的に無理です。

もう一つは、顧客の感性と狙いを作品に

表現する必要のあるものです。

 

こちらには、いろんな意味で個人差があります。

予算など価格が決定的な決め手になることは

よくあることです。

しかし、顧客がその印刷物作りで満足できたか

というとそうは言えないことがほとんどです。

 

名刺やショップカードなど小さな作品であっても

それを持ち使用することに気持ち良さやさらに

言えば、誇りを持って頂ける。

 

京都の老舗の袋屋さん、店名は出しませんが、

昔から、素材と縫製の堅固さに拘りぬき、

登山用のリュックから、日常のズダ袋まで

なかなかの値段で販売されていますが、

わざわざ京都のお店まで出向いて買い求める

お客様は堪えません。

店名を配した標識布を必ず縫い付けており、

持っているだけでも嬉しさを感じます。

 

そんな人間の感性の機微に応えうる印刷物

作りを実現したいものです。

 

続きは、又、明日お届けします。

 

グラフィックワークで

差をつける

アンクリエイト