少し時代を遡りますが、平安時代に編纂された
小倉百人一首には、当時の庶民の生活とは
かけ離れた立場の作者が並びますが、それぞれが
個性豊かな人間味を発揮し、感じさせるものが
あります。
中でも、あの平清盛さんと親友で、文武の両面で
常に清盛さんを凌ぎ、悔しがらせた逸話の持ち主である
西行さん(もともと、藤原純友の末裔の佐藤義清さん)
の生きざまには憧れます。
百人一首には、一人何を思ってか月を見て涙ぐむ
己を謳う
「嘆けとて 月やはものを思わする
かこち顔なる 我が涙かな」
の一首が謳われていますが、その他にも
「身を捨つる 人がまことに捨つるとは
捨てぬ人こそ 身を捨つるなれ」や、
辞世の句として、その通りのころ
亡くなったとされますが
「願わくは 花の下にて 春死なん
その如月の 望月のころ」まで、
味わい深い沢山の句を全国を放浪する中で
詠んでいます。
放浪の途中、鎌倉で頼朝さんにも面会しています。
その折りに貰い受けたお土産も、地元の子供たちに
その場で与えてしまい、身一つのまま放浪の旅に
戻ったと聞きます。
何とも羨ましく、憧れる気持ちにさせてもらえます。
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