当時の矢作川は、堤防も低いもので、

笹薮を掻き分けるまでもなく、足で踏み固められた

道が河原まで続いており、子供でも簡単に

降りることができました。

 川面には、砂利取り?の船が浮かんでおり、

真っ黒で、力の強そうなおじさんが、豪快に砂を

浚い、船に引き上げていました。又、河原の広場では、

小学校か中学校のお兄さんたちが、

ソフトボールで駆け回っていました。

私たちが遊ぶのは、岸辺近くから続く砂状の小さな

河原です。

 そこでは、素手や小さな木切れで簡単に穴を掘ったり、

水の流れ道を作ることができました。

小さな池や、川を作っていると、誰かが取ってくれた

ものと思いますが、フナ、オイカワ、ハヤ、メダカなどが

いつの間にか泳いでおり、夢中になっていると、

母たちの呼び声がし、無理矢理に連れ戻された

覚えがあります。

 又、矢作川では、父のお供で、ウナギ取りの

仕掛けもやりました。

エサは、どじょうです。前日の夕方、半分くらいに

切ったどじょうを、桑の小枝に、しっかりとした麻糸を

括り付けた針に刺し、ウナギの回遊しそうな岸辺に

挿し込み針を水の中に入れ流しておき、翌朝早く、

父と取りに行きます。

 蛇に注意しながら、針を流した場所を順に回ります。

ほとんどは、餌だけ取られ、軽々と上がりますが、

ウナギの食いついている針はなかなか上がりません。

また、蛇ではないことも確かめないといけません。

 が、結構大きく、丸々とした天然のウナギが何回も

上がった記憶があります。

 そんな日は、ご近所へのお裾わけもしていたのではと

思います。これも、矢作川にまつわる楽しい思い出の

一つです。 

 今日は、このへんで

 

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