懐かしのジュークボックス1 <<ポール・アンカ>> | あんちんのブログ

あんちんのブログ

ブログの説明を入力します。

ajaさんの70年ロック史に触発されまして、

私は頼まれもしないのに(^^)、オールディーズの歴史について、

代表的なアーティストや曲を取り上げながらたどってみたいと思います。

わずかの資料と、多くのレコードと、そして不確かな私の記憶に基づくものであり、

もし、 記憶違いや、不正確な点がありましたなら、どうか、その都度ご指摘下さい。

また、曲にまつわる思い出などありましたら、 関連発言としてアップしていただければ、 楽しいものになるのではないかと思っています。

 

まずは、メジャーなところから、60年オールディーズの男性御三家、 ポール・アンカ、 ニール・セダカ、パット・ブーンを順次取り上げていってみようと思います。 まっさきに 取り上げなければいけないプレスリーについては、おそらく道内にもファンクラブがあることと思いますので、その辺よりの詳しいアップを待つことにします。

 

 

<<ポール・アンカ>>

1941年 カナダ、 オタワ生まれ。 (もう50才に手がとどくのですね。 シミジミ)

1957年 弱冠16才で、 年上の女性の想いを歌った、 自作の<ダイアナ> をひっさげ てABCパラマウントよりセンセーショナルなデビュー。

1962年 RCAレコードに移籍後もヒットを飛ばす。

英国グループの勢いの前に一時チャートからは姿を消す。 しかし、70年頃より、 復活、 現在も活躍中。

何かのコマーシャルにでてましたね。 お酒だったかな。

 

ビルボードチャート   ヒット曲名  メモ

1957/09 No02 ダイアナ

1958/02 No07 君はわが運命

1958/05 No19 クレイジー・ラブ

1959/07 No01 ロンリー・ボーイ

1959/10 NO02 あなたの肩にほほうめて

1959/12 No04 しのび泣く時

1960/04 No02 パピー・ラブ

1960/04 No90 アダムとイブの物語

1960/07 No08 マイ・ホーム・タウン

1960/10 No11 サマーズ・ゴーン

1961/07 No10 涙のダンス

1961      電話でキッス

 

彼のABCパラマウントでのデビュー曲であるくダイアナは、日本では平尾昌章や山下 敬二郎が、<君はぼくより年上と、回りの人はいうけれど・・・・>という余りにも有名な歌詞がついて、大ヒットしました。

 

彼の恋のひとつに、 アネットとのロマンスがあります。 アネットの名前は余りポピュラー ではありませんので、ご存じない方のほうが多いと思いますが、 昔、 田代みどりという、えくぼの可愛らしい歌手が歌っていた、パイナップル・プリンセスのオリジナルを歌っていた米国のかわいこちゃん歌手です。

バビーラブはアネットとの恋を歌ったものとしてしられています。

 

君はわが運命、クレイジー・ラブの絶唱は素晴らしく、ティーンネイジャーの女の子を狂喜させたのもうなずけます。

 

その他、<ボサノバでキッス> (エッソ・ベッソ) <思い出のダイアナ>、同名の映画 主題歌として作曲した<史上最大の作戦>などがポピュラーなところでしょうか。それと忘れてはならないのが、シナトラに贈った<マイ・ウエイ > がありましたね。

アンカの特長は、次回に紹介しますニール セダカと同様に、 R&Bの影響を強くうけた R&Rから、 よりアクの少ない、メロディアスなポップスに移って行く、その先鞭をつけたといえます。 また、この泣き節と呼ばれる嘆き調の歌い方もこのあと、かなりポピュラーになって行きます。


終わりに、個人的に大好きな、マイ・ホーム・タウンのことについて一言。

社会人になってようやく手にいれたプレーヤーで、早速聞いたのが、ニール・セダカとのカップリングの2枚組アルバムでした。ところが、このレコード、針を落として聞き進むうちにどうもおかしいのです。

曲に違いはないのですが、 どっか微妙に違うのです。 特に、 マイホーム・タウンは、ど う考えても10年前に聞きなじんだ軽やかな曲と違います。

この訳は、それから何年かしてから分かったのですが、 ポール・アンカがRCAに移籍したときに (1962) マスターテープごと、 発売の権利を買収したために、 何年もの間、 オリジナル曲は日の目を見なかったのです。 やっと実現したのは1974年といいますから10年以上もRCA再録音盤が市場に出回っていたのです。

 

その時に始めて、私の聞いたのがABCパラマウントのオリジナルの曲だったことが分ったのでした。 オリジナルのABC盤は、紛れもない、記憶の片隅にある、あの音でした。 この時は、本当に嬉しく何度も聞いたものでした。

以来、レコード購入の際には、オリジナルの音源かどうか確かめてから買うようにしています。 海賊盤などになりますと、なかなか難しいですが。

 

次回はニール・セダカ乞うご期待

                                       ロカビリパパ