ある時、右胸の肋骨の中心よりのところが、マチ針で突かれた様にチクっと痛んだ
何だ??
と思いちょっと指でグリグリして終わった
気がつくとチクチクするので、その度に指でグリグリして気を紛らわせた
ニキビでも潰したかな?と思い鏡で見てみるが、何も出来ていない
チクっ、グリグリ、が数日経った頃
チクっからヂクっ、ヂクヂク、と痛みは変わり
さすがにネットで「右胸のチクチクする痛み」と検索した
素人の導き出した答えは「肋間神経痛」
痛みだして1週間目に整形外科に行った
レントゲンを撮り、
🙎🏻♂️「骨に異常はなし」
右胸の肋骨近辺をグリグリ診察した後
🙎🏻♂️「しばらく様子を見て」と痛み止めの飲み薬と塗り薬を貰った
その頃にはガマン出来ず何をするにも右胸を押さえながら「イタタタ」「イタタタ」と口から出てしまっていた
これさえ飲んで、塗っていれば治るだろうと数日ガマンするも、一向に治る気配がない
私の見立てが間違っていたのか?
肋骨ではなく、乳腺の方か?
かかりつけの銀座の女医さんの病院に電話するも
たまたま学会で病院が1週間お休み
近所の乳腺外来(女医さん)を検索するも、どこも診察日が週に一回だったり、予約が当分先だったり
何もするにも「イタタタタ」とヨロヨロと動く私に
息子はいい加減ウンザリするらしく
「そう言うアピール いらないんだけど」
と、病人なのに とんだとばっちりを受ける
心配してくれるのは娘だけだ😭
主婦を敵に回すとは、愚かな
こちらは何でも出来るのだ
悪気はないが、夕食の盛り付け中に台布巾の上に落ちた物を特定の人物のお皿に乗せたり
悪気はないが、定期預金を全て解約して、私名義に変えたり
そんな事は朝飯前だ
やったか、やってないかは、名言は伏せておく
そうこうしているうちに夜痛みで眠れなくなり
翌日、もうなんでも良いからと近所の乳腺外来のある病院に駆け込んだ
おじさん先生が、一人で内科も外科も消化器も循環器も乳腺外来も整形外科もやってる
大丈夫か・・・
マンモグラフィの技師さんが女性だったのが、せめてもの救い
おじさん先生は、マンモの画像見ながら
👴🏼「ガンじゃない」
と言って、今度は触診と超音波が始まった
先生はまた
👴🏼「ガンは無いね」と
「じゃあ痛み止め出しとくから、それ飲んで様子みて」と処方箋を書き出した
かなりこまめに乳癌検診をしているので、そうそう痛みのある乳癌にはなっているまいと確信していた私は
「ガンじゃない」と言う安心が欲しいわけではなく
この痛みの原因が知りたくて病名を聞いた
👴🏼「うーん、生理の周期的なモノでしょ」と初老のおじさん先生は言い切った
👩🏻「痛みが全然違うんですけど」と食い下がると
👴🏼「年齢によっていろいろ変わってくるから」
とこちらがぐうの音も出ない言葉で締めくくった
やっぱ信用出来ねぇ
お爺さんに裸見せに行っただけじゃないか
と情けない気持ちで帰宅
学会で留守だった銀座の女医さんの病院に予約の電話を入れた
この病院はとても混んでいるのが有名なくらい
予約が取れない
全国から患者さんが集まる
案の定、私の予約も一か月先になった
幸い乳腺外来で出された痛み止めが、少し効いたので
しばらく様子を見ているうちに、痛みもだんだんと無くなり
一か月近い右胸の痛みとの戦いも終った
そして今日、銀座の女医さんの診察を受けて来た
原因は、すぐ教えてくれた
肋骨と、肋骨にくっついている軟骨がズレた時に起きた痛みだった
軟骨なのでレントゲンには写らない
先生は超音波で診察しながら、原因や対処法を丁寧に教えてくれた
とにかく最初のグリグリからしてマズかったようだ
とにかく安静に、痛み止めを飲んで、腕も動かさず
ズレて剥がれかけた肋骨と軟骨がくっつくのをひたすら待つのが最善らしい
胸の痛みの原因には、いろんな物があるんだなぁ
何かあったら素人判断せず、触らず、早めの受診と、納得出来る先生に出会うまで諦めない
が大事ですね