第十一章
「北京の夜」
渋滞につかまり、結局北京市内に戻ったのは夕方。
そのまま夕食をとりにレストランへ。
個室でまったり。
味的には今回の旅で一番よかったかも。
最後の晩餐ってことで。
中国最後の夜、泊まるホテルは長富宮。
日本のニューオータニ系列。
グレードもよし、部屋もよし。いいホテルだ。
ここでも王君に助けてもらいネット環境を確保。
ついでに王君とちょっと外へ出てみることにした。
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ほんとは、茶でもごちそうしようと思ったんだけどね。
なんか王君、体調わるそげだったもんで、
近くのデパート行って俺は土産の茶を買って、
またしても大人しくお部屋に戻りましたとさ。
夜の王府井とか行きたかったんだけどね。
ちょっと距離あるし。
俺一人の旅ならタクシーでも拾って行くんだけど。
まぁ団体旅行時は周りに迷惑かけれませんから。
(深く浅く( ̄― ̄))
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第十二章
「北京観光」
いよいよ最終日。
ホテルで最後の中華粥を満喫。
粥にアヒルの卵の塩漬け?のみじん切りみたいなのと、
砕いたピーナッツそれにザーサイ、
おばさまが持参した日本の昆布の佃煮@小倉屋、
それに黒酢をちょいとたらして。これ最強。
日本に帰ってからも続投決定です。
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ホテルを早々にチェックアウトし、
本日は北京市内観光。
ほとんど観光ですね、この旅。
まずは中国!といえば!
つかnewsの時に必ず見る風景。
それが天安門。
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天安門事件では惨劇があったと聞く。
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写真を撮り、しばし散策して、すぐ故宮=紫禁城へ。
明~清時代の王宮。
現在は故宮博物院。
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ここの玄関口で院長(副院長?)の
楊新氏と会うことができた。
どうやら同行してる某新聞社の記者さんと知り合いらしい。
この記者さん、顔が広いのね。
3へぇ。
なんでも中国の4賢人ということで、
鑑定の世界においては相当なカリスマらしい。
んが、実際見るとめっさかわいいおっさん。
ニコニコしてて、
あぁ…出川哲郎があと30年したらこんな感じ?みたいな。
ヤバイヨヤバイヨー。
だのに、いざ鑑定となると豹変するらしい。
なんか俺が尊敬できそげな人物とみた!
またゆっくりお会いしたいナァ。
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で、しばらく故宮の内廷を散策。
しかしなんつか、でっけぇなぁ…。
どうやら故宮内には清の皇室、
愛新覚羅家直系の子孫@書道家が
リアルタイムで書を書いてくれるブースがあるらしい。
無論、びっくりするほどゆーとぴあな価格だろうが。
んでそこに入れたのでじーっと見てたんですが。
なーんか、めがねをかけたおじさまが、
黙々と字を書いておりました。
なんかちょっと複雑な心境になったなぁ。
描かれた字は福とか寿とか、まぁめでたい言葉たちなんだが
なんつか、字がつまんねぇ~って叫んでいるような…
まぁ俺の勝手な推測ですがね。
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で、有名な九龍壁や外東路などを見て、
足早に故宮を後にした。
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![](https://stat.ameba.jp/user_images/6d/c6/10100337788_s.jpg?caw=800)
そしておばさま方のご要望で
急遽スケジュールに組み込まれた
「雍和宮」へ。ここはラマ教の寺院。
ラマ教といえば密教だよなぁ。うむ。
とりあえず一通りみてみた。
観光客はここも多かったが
なかなか楽しめた。
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でだ。
ここで、数少ないマニコリストなあなたに。
この旅行記を描いているAMZAKのマニコロという
エッセーみたいなコラムみたいな、
しょっちゅうお休みしてる
いい加減なテキストなんですが。
そもそもマニコロってなによ?って話しですが、
見つけましたよ。
ラマ教だから、あると思ったんだよなぁ。
そもそもマニコロとはマニ車とも呼ばれ、
なんつか、円柱状の経文が書かれた柱を
くるっと一周させると
それだけでその経を一回読んだことになるという
無精者の俺にはこの上ないツールなわけだな。
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チベットの方に行くとわんさかあるらしいんだが。
え?信仰心のカケラもない俺が
何故そんなネーミングに?
まぁこのマニコロ読めばご利益ありますよって
(あ、怪しい…)
つか、このマニコロ読めば
それだけで世界の真理がわかりますよって
(うさんくせぇ)
ほんとはですね…。
ひ、響き的によかったから…
εεε_| ̄|○ (それだけかよw)
案の定俺はホンモノのマニコロに興味を示し
恐るべきスピードで回転させ
百回以上にも及ぶ読経果たしましたとさ。(ヲィヲィ)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/0d/49/10100338247_s.jpg?caw=800)
第十三章
「帰路」
北京空港のロビーで王さん謝さんと別れを告げ
俺がツアコン状態になってJALのカウンターへ。
つか、JALなのに日本語できる人間おらんやないか。
仕方なく英語でチェックイン。はーぃ!みなさん!
ついてきてくださーい!ゲートはあそこですからー
30分後に集合してくださーい!
いや、まぢでちょっとしたツアコン体験。
まぁこういうの慣れてるからいいですけど。
またも窓側だったため、空の散歩を満喫。
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空っていいなぁ。雲が作り出す空間には
空島もありそうだった。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/8d/ed/10100338801_s.jpg?caw=800)
雲海に浮かぶ夕日。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/01/69/10100339270_s.jpg?caw=800)
素敵。
3時間はあっという間だった。
成田に着いた我々は入国審査をすませ
荷物受け取りのターンテーブルへ。
みなさーん、荷物とったらロビーで待っててくださーい!
あれ?なんかでっかい人がいる!
あ!
そういえばだ。わが義兄治―ちょの飲み友達、
元ベイスターズの駒田さんも偶然同じ時期に北京に
行くって言ってたが。同じ飛行機で帰ってきたんだ!
俺「こまーださーん!」
駒田さん「ぉ!かーーくん!なに?同じ飛行機?」
俺「みたいっすねぇ!」
駒田さん「これから車でかえるけど乗ってくー?」
俺「あ、俺車ホテルに停めてるんで、バスでいきまっす!」
てな具合でちょこっと会話をし、
荷物を受け取りロビーへ。
あれ??誰もいねぇ!
ツアコン失格です。_| ̄|○
みなとっとと解散なされたのね。
俺は了典さん夫婦に礼をいい、
ホテルへのシャトルバスへ…て…
大混雑…ぅぅ。
ここは奮発してっと。
タクシーをゲットし、ホテルへ戻り、
愛車クルーガーと感動の再会。
エンジンは5日も放置してたのに絶好調。
成田ICから高速に入り、俺は帰路へついた。
エピローグ
「謝々」
俺がこの旅で得た財産。
王君や同行者の皆様との出会い。
鳴沙山や長城での体験。
現代石窟プロジェクトの問題点と今後への課題。
やはり旅とはいいものだ。
それが仕事であろうと観光であろうと。
俺はこの5日間で
様々なことを体験し
様々なことを吸収し
様々なことを考えた。
今回この旅に出るきっかけをくれた了典さんに謝々。
現地で世話してくれた王君に謝々。
また若造に優しくしてくれたおぢさまおばさまに謝々。
そして俺の帰りを待ってくれていた「あなた」に謝々。
これで俺の濃厚な旅の話、略して旅バナはおしまい。
最後に…
旅とは出逢いである。
人との出逢い、
経験との出逢い、
知らないものとの出逢い、
そして
己との出逢い。
そして人生とは
長い旅の積み重ねである。
(か、かっこよくまとめすぎだぞ>俺。)
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