5歳のお誕生日 | みんなちがって、みんないい。

みんなちがって、みんないい。

妊娠五ヶ月でお腹の次男の心臓に異常があることが発覚。泣いて、受け入れて、立ち向かって、愛して。
毎日息子に成長させられている2児の母です。次男と私たち家族についてしか書けないけれど、
心臓病の子供をもつ母親の1例として、少しでも誰かの役に立てれば。





数ヶ月前になるけれど、次男が5歳になった。

なんだか信じられない数字で、生まれてからずっと目標としていた数字で、これを書いていても鼻がツーンとなる。ここまでこんなに元気でいてくれる次男には、もっともっとたくさんのことを見せて行きたい。感じてもらいたい。目標って、そこを越すとあとは本当に儲け物。もっと言葉を選ぶと、ここから先は毎日が贈り物。

もちろん、毎日の生活では、時間がグルグルまわって、あっちこっちに自分の身体含め子供達を連れて行って色んな事をさせようとすると、この想いを噛み締める時間はゼロに近い。ガミガミと『怒りん坊』(次男に言われる)になる時もあるし、疲れ果てて子供達を頼り切ってしまうこともある。時間通りに動けないのは自分なのに、最後の最後で子供達を急がせることも多々ある。それでも、子供達は愛を求めて来てくれて、一緒にいる時間の大切さを実感させてくれる。

次男に気づかされた生きることの凄さ。そして、死という、いずれは誰にでも訪れる別れ。それは自然なことだし、恐れることではないことだと思う。ただ、とても悲しい、寂しいこと。時々いきなり不安になって泣いてしまうこともあるけれど、それは『今』という生きている時間を輝かせてくれるし、生きる意味を考えさせてくれる。次男にはこの先、何十年もこうした輝いた生きる道を歩んでもらいたい。医療は進化しているからそこにかけると同時に、次男が幸せパワーで奇跡を起こし続けることを心から願う。

なんだかハッピーなお誕生日日記っぽくなくなってしまったけれど、ハッピーなんです。yin yan。


お誕生日当日は『お誕生日会はいらないからキャンプでマシュマロを焼きたい。』という次男のリクエストにそって、パーティーはせず。その変わり、学校のクラスでバースデーソングを歌ってもらい、みんなにクッキーをプレゼントし、夕方から近所の子達を家に呼んでバースデーケーキ。。。。って、気づいたら完全にお誕生日会になってた。笑。私と夫からのプレゼントはmr.Menシリーズ全巻。そして、7歳の長男からのプレゼントは次男宛に届いた日から隠していたらしいしまじろうのお誕生日月号。

もう指をチュパチュパやらなくなり、トイレも立ってできるようになり、車のシートベルトも自分でできるようになった、可愛い可愛い5歳君。その笑顔とチャレンジ精神とシュールな面白さで毎日を笑って楽しんでほしい。『母ちゃん、重い。。』と言われても、全力で5歳の君を愛するよー!