この仕事をしていて感じる事の中に音楽の素晴らしさがあります。

特に色々な人が同じフロアに集まるデイサービスのような所では、それを強く感じます。

認知症で帰宅願望のある方がいた時、じっくり話をするのも良いのだけど、それでは仕事にならない!なんて時もあります。
そんな時は、ピアノが弾けるスタッフSさんの出番!
ピアノで唱歌なんかを弾くと、1人集まり、2人集まり…歌を歌い出します。
フロア全体が、音楽を中心にとても良い雰囲気になるんです。

認知症の方も昔の記憶、特に歌は記憶に残っているようで、以前デイに通っていた認知症のMさん(一日中デイの室内を
歩きまわっている方でした)が歌詞も間違えずしっかり歌っていたのには驚きました。

日本の唱歌は、歌詞も曲も素晴らしく、この年になってその良さが分かります。小学校で習った事のない古い曲もありましたけど、この仕事をしていて覚えました。

荒城の月
ヤシの実
浜千鳥
夏は来ぬ…

心に染みる名曲ばかりです♪


最後まで読んで頂きありがとうございました。

コロナ下でマスクが外せない日々が続いています。


コロナが流行りはじめた頃は、認知症の方に常にマスクしてもらうなんて無理!と私達スタッフも決めてかかっていましたが、世界中でコロナ蔓延の中、お客様全員にマスクをつけて頂く事になりました。


はじめは、なぜ付けるのかと怒り出す人、数分後には忘れて外してしまう人が続出。

が、努力の甲斐あってか今では皆さんマスクをしてくれます。(勿論忘れてしまうので、何度も声を掛けますが)

なにを努力したかと言えば、ただ、「マスクをしましょう」と言い続けただけ…。

ですが、今ではちょっとしたテクニックも身につけました。

例えば、怒りだす方には直接「着けて下さい」とは言いません。周りにいる方全員にマスクをするようお願いし「皆さんマスクしてくださいましたね、ありがとうございます」と言うと、その方も周りを見ながらマスクする、という具合です。


日本人ですから、[周りと同じ]が安心なようですね。




しかし、マスクに消毒…業務が増えた事は事実で、早く収まってほしいと切に願うばかりです。

デイで働いていると、帰宅願望のある方も来ます。

家の事が気になったり、慣れない場所に落ち着かなかったり、理由はそれぞれのようです。
慣れないから…という方は、何度も来るうちに僅かでも記憶に残るようで、時が経つと楽しそうに来てくれるようになる事が多いです。

今日も、Yさんの帰宅騒ぎがありました。
あの手この手で説得してみたり、そっとしてみたり…
ほぼ毎回帰りたがる彼女を落ち着かせる方法はまだ見つかってません。
以前焦って、「ここに居て!」と説得しようと試みたら火に油を注ぐ事になりましたので、今日は、ひたすら雑談した後に、「お腹空きましたね」と言うと「お腹が空きました」と、スッと席に戻ってくれるという…

Yさんは、来所し始めて1年近く経つ方。何か理由があるのでしょうが、未だ探れず、です。


週の終わりにどっと疲れた出来事でした。