冬が近づいて来ました


デイから坂を登って行くと木々が色付いてきています


この仕事をしていると色々な高齢者と出逢います



いつも穏やかなMさん

明るくて冗談ばかり言ってるKさん

我儘だけど憎めないHさん

笑顔が素敵で、時々辛辣なことを言うTさん


色んな方がいますが、皆さん優しい方達です


そして、ほとんどの方が仰るのは、「こんなに長生きするとは思わなかった」

「こんな風に(今の自分のように)なるなんて思わなかった」

という言葉


こんな風にというのは

伴侶が先立って一人暮らしの自分

手助けなしにはトイレに行けない自分

認知症ですぐに忘れてしまう自分

体のあちこちが痛む自分


…良い事はほとんどなく


その後出る言葉は「昔は忙しかったけど、楽しかった」


老いていくというのは、色々なものを手放して行く事かもしれません


体力

能力

技術

伴侶や友達…


沢山手放した後に残るのは何だろうと、自分の20年後30年後を時々想像します


りんごりんごりんごりんご


最後まで読んで頂きありがとうございました😊







介護士として働いていて、必要と思われるスキルの一つ、それは


演技力



5年前に受けた介護福祉士の実技試験は、まるでお芝居のオーディション⁉︎

シチュエーションを書いた紙を直前に渡されて、個室に入り、ハイ スタート!まるで一人芝居です


もちろん採点されているのは介護力

演技力を見ているわけではありません照れ



実際の現場では、認知症の方に拒否された場合にキャラ変して再度チャレンジ!なんて事はよくあります


これは感覚ですが、なりきってしまった方が上手くいくみたい…




さて、以前来られていたFさんは、お迎えに行くと迫真の演技でデイサービスに行くのを拒否していました


「朝からフラフラするのよ」ヨヨヨヨ…膝から崩れるように倒れるFさんガーン

私も大女優に負けじと演技で対抗していました



Fさんが入所されてデイサービスに来なくなって一年程が経ちます


Fさんほどの大女優がいないのが、ちょっと淋しいこの頃です



月見


最後まで読んで頂きありがとうございました

今日は、お勧め本のご紹介。

六車由実さんの驚きの介護民俗学

大阪の国立民俗学博物館で購入し、あっという間に読んでしまいました。

民俗学者の筆者が、介護士となり、そこで利用者さんに聞き書きをした内容を中心に書かれています。

大勢の利用者さんと毎日のように向き合っていると忘れがちな、高齢者1人1人の人生。
1人1人、丁寧に聞き書きをしています。

介護に携わっている私には、ちょっぴり仕事に誇りがもてるような内容でした。