以前アップした東京奇譚集を読み終わっから、感想をアップするのを
忘れていました。
短編集ですが、一つ一つに深く感想は書きません。
読み終わった全体の印象としては、心の隙間で読む本だなぁと言う
感じでした。
ミステリーとか推理小説みたいに、流れ込んでくる物語を飲み込む
のを楽しむのではない。
またエッセイのように他人の考えを読み流すでもなく。。
不思議だと思うこと、日常の中で腑に落ちないこと等を、ただそこに
ある現実として認識してくような感じの内容でした。
重くもなく軽くもないのですが、村上春樹の書く内容は、奇妙なことが
多くてもそこに何かの意味を見出すではなく、その現実を淡々と認識
していくことが物語の主題になっていることが多い気がします。
生きる意味を考えるのは人間だけで、植物も人間以外の動物も、
生きる意味なんて考えているわけではなく、ただ与えられた命を消費
している。というのを聞いたことがあります。
そういう意味で、非常に植物的思想を村上春樹の本には感じることが
あります。
…感じたままを書いたけど、ぜんぜん感想になってないな。