みなさん、こんばんは。
国際薬膳師のamy(エイミー)です
5月24日から30日まで、本草薬膳学院と日本国際薬膳師会の主催する北京薬膳研修旅行に参加してきました
今日は、私が一番楽しみにしていた宮廷薬膳料理のお食事をアップします
過去のブログもよかったら見てくださいね
1st Day
【北京旅行】第1話 北京へ出発♪
【北京旅行】第2話 北京に到着!
【北京旅行】第3話 政府要人御用達、北京飯店に泊まる。
【北京旅行】第4話 真夜中のコンビニ探索。
2nd Day
【北京旅行】第5話 北京飯店での優雅な朝食。
資格証書の授与式の後は、頤和園内にある聴鸝館(ちょうりかん)にて滋補(滋養)薬膳をいただきました。
鸝という字は、うぐいすを表します。
聴鸝館は、今はレストランとして使われていますが、もともと乾隆帝が西太后の観劇用に作った建物です。
現在では、世界の政府要人の接待にも使われていて、元首相の田中角栄さんも、昔この部屋でお食事をされたとのこと。
このお部屋について説明してくださいました。
大きなテーブルが二つあったのですが、私は答辞を読んだということで、中国薬膳研究会の会長や先生方と一緒の席につくことができました。
国際薬膳師の試験、がんばってよかった!
手の込んだ美しいお料理が次々と運び込まれてきます。
一番印象に残ったのが、このお饅頭。
お饅頭はいろいろな形をしています。
それぞれの形に意味があると説明してくれました。
「喜」という字が書かれたお饅頭。
意味を聞き逃してしまったのですが、私のメモには蓮、実と書いてあります。
どんな意味なのでしょう??
林檎の中には五目の具が入っていて、平安を表すそうです。
両方に渦巻きがある形は、すべては自分の思いでできるという意味。
私はこれをいただきました。
オレンジ色と黄緑色の甘酸っぱい餡が入っていました。
桃の中には小豆の餡が入っています。
桃は長寿の意味で、健康は大切ということを表しています。
蓮の葉は平和。
家庭の平和や幸せを表しています。
具が入っていないのは仏手柑(ぶっしゅかん)。
形が手を合掌させた形に似ているので、仏手柑と呼ばれるようになったそうです。
柑橘類なのに、中身がないそうです。
西太后のように片手に権力、もう片手にお金を持つと言われています。
中国薬膳研究会の楊会長は、笑いながら仏手柑を選ばれてました。
このハンバーガーみたいなお料理は、西太后が夢の中でみたというお料理。
夢の中に出てきたお料理と同じものが、偶然、食事に出てきたそうです。
このエピソードから、このお料理を食べると、夢が叶うと言われています。
鶉は卵を食べるものだと思っていました…。
先生は、「雀の味と似てますよ~。」とおっしゃってましたが、雀も食べたことはありません…。
香辛料がきいていておいしかったです。
お魚は川魚の桂魚。
臭みがなくておいしかったです。
干し海鼠(なまこ)の煮物。
干し海鼠は高級な食材。
初めて食べました!
黒い部分はおいしかったのですが、白い部分はちょっとブヨブヨでした
他にもいろいろ!
ブログにアップできないほど、海老とか、イカの炒め物とかいっぱい
こりゃー、食いしん坊にはたまりませんな!
「これ何?」「おいしい!」ばかり言っていて、薬膳の効能についてはほとんど考えていませんでした…。
反省
授与式での講義でもお話しいただいたように、皇族は常にストレスを受け、そのうえ、いいものを食べ過ぎてしまうため、疏肝理気のメニューが多かったそうです。
最後に出てきた白きくらげとクコの実のスープは、優しくて、ホッとするお味でした。
体にいいだけではなく、それぞれのお料理に、いろいろな意味が含まれるのだと思いました。
伝統として伝わるお料理には、おいしさや栄養だけでなく、いろいろな思いが込められています。
これは中国や日本だけでなく、世界共通ですね!
お料理を運んでくれた女性たちと写真をパチリ。
清朝時代のお洋服を着ています。
私も着たい!
さあ、この後は頤和園の中を歩きながら、天安門広場へ向かいます。
< to be continued … >
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