読書感想文
Canon EOS 20D + EF50mm F1.8 II + KENKO EXTENSION TUBE 12mm
※今日は字が多いので、面倒な人は飛ばしてください^^。
私はあまり小説を読まない。
どちらかといえば実用書や新書の類が多く、好んで読む小説は限られる。
その限られたもののうちの一つに、星新一のSF小説が含まれており、中学生くらいの頃から時々読んでいる。
星新一はショートショートと言われる短編のSF小説が得意であり、一捻りしてあったり、妙な理屈で納得させられてしまう独特のセンテンスに、はまるのである。
理系の小説家なので、なんちゃって理系の私にもごく僅かに通じるところがある、と言ったところだろうか。
そしてその星新一で、昔にも読んだかもしれないが、最近再び読んで驚いたタイトルがある。
あらかじめ言っておくと、星新一の小説はいろいろと似ているところがあるショートショートなので、たくさん読むと以前に読んだかどうかわからなくなるのだ。
これも一つの星新一の特徴だと思っているが、場合によっては私の記憶力のテキトーさが相当手伝っているのか、何年かして読み返してもまた楽しいのである。
さて、本題に戻ると、その小説は「声の網」というタイトルである。
星新一のショートショートは、たいてい背中が緑の新潮文庫であるが、こちらは角川文庫。
そして一話が一話で終わらない、ちょっと形態の異なるショートショートだ。
そのタイトルにある「網」は、英語にすればネットワークであり、現代用語ならWWWを指すそのウェッブが巻き起こす事件を、SF小説として仕立てている。
これから読む人のためにあまりネタバレはしないようにするが、要するに回線で結ばれたコンピューター同士が連携し、意思を持って人間にちょっかいを出すという設定なのである。
人とコンピューターのインターフェースは、この小説ではタイトルの通り声であり、デバイスは電話機だ。
しかしながら、もしもそれが声ではなくテキスト情報や画像、データファイルであったとするならば、それはまさにこの小説が問題にした設定が今にぴたりと当てはまる。
現代で問題になりつつあるSNSと個人情報の問題(個人で公開する情報の問題や、預けた個人情報を解析して広告を表示するなどのサービス側の問題)、そしてデータを預けるSNSのサーバーやクラウドサービスなどが、近未来的に作り出してもなんらおかしくないと思われる問題を題材にして、このSF小説となっているのだ。
さらに監視カメラなどのネットワークも加わってくるあたりが、現実味をより一層引き立てている。
そして何に驚いたかと言えば、それはこの小説が発表されたのが1970年だということである。
コンピューターと言ってもどこかにある大きな装置を指す時代であり、パソコンなど無かった頃。
おそらくこの時代のコンピューターは、記録装置がパンチカードかせいぜい磁気テープが普及し始めた頃だろう。
現代のパソコンの原型がアメリカで発売されたのもこの小説より後の話で、日本では電卓が一般家庭に普及し始めた頃の話なのである。
そんな時代に、コンピューターを現代のようにまさにウェッブのごとく繋ぎ個人情報を収集していくなどと言うことは、普通の人は思いつきもしなかったに違いない。
全然関係ないが、私が持っている骨董品の電卓は、それを一般家庭に普及させるきっかけとなった「カシオミニ」で、1973年のもの。
それでも1973年製なのである。
ちなみに現物は、今ではミニと言うのが難しい大きさで、弁当箱くらいの大きさ(笑)。
話を戻して、この小説を読むと、星新一の先見の目というか、その想像力には驚愕する。
この小説は、ノストラダムスの大予言やマヤ暦の類のように、世の中をもてあそぶ噂のような漠然とした予言とは異なり、コンピューターのネットワーク社会を見てきて書いたかのような40年以上も前のSF小説なのである。
暇で仕方の無い人は、一度手にとってみて欲しい。
そして興味が沸いたら、他のショートショートも是非読んで頂きたい。
ストーリー的には、普通のショートショートのほうが、私の好みには合っている。
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ここのところ、サンノゼエリアは日中暖かい日が続いています。
先日は20℃をこえたよう。
春遠からじ。
got milk?
近所のスーパーで見つけた商品「got milk?」。
Magic Milk Flavouring Strawsというモノ。
牛乳に、このツブツブ入りストローを挿して飲むと、クッキー&クリーム味、もしくはイチゴ味などになるというもの。
知る人ぞ知る「ミルメーク」がストローになっていて混ぜる必要すらないという画期的!?な味付けストロー!
見るからに合成モノっぽい感じがしますが、色も味も合成モノではないと書いてあります。
使用例。
勢いよく飲むと、薄味でツブツブが残ってしまいます。
ゆっくりしているとツブツブがどんどん溶けていきます。
飲み終わる頃にツブツブが溶けきるタイミングになるように、一定速度で飲む事が均一な味を確保するコツだと思われます。
はっきり言って、難しいです。
REPRISE - 2010 / 8
本日のRepriseは、2010年8月に掲載した写真から。
沖縄の現在のうるま市勝連エリアで、パラグライダーでのフライトを終えた後の1枚。
手前と奥に2つのクラウドストリートがあり、その隙間から見えたのは真っ赤な夕焼け。
とても印象的でした。
このあと、真っ暗なビーチで、地元のメンバーが三線を弾きながら歌ってくれました。
そこには紛れもない「沖縄時間」が流れていました。
2004年7月
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ところで、この再掲載シリーズを、私は「Reprise」と名付けました。
本来なら、Republished、Republicationのような単語の方が正しいのかと思いますが、あえて音楽の繰り返しなどで使う単語を選んでみました。
Cメロの繰り返しの如く…。






