ボゴタでの最終日です。

アミューズです。こんにちは。

 

市内観光、美術館

モンセラートの丘、

シパキラの塩の教会などなど

ボゴタ周辺の観光地は行きつくしてしまいました。

 

だからといって車で1時間も走って

コーヒー農園見学ってのも興味がないし

 

ということでネットで探したらこんなのが見つかりました

 

チンガサ国立公園

 

ということで早速申し込み

トレッキングをすることにしました。

 

何となくイメージでは4,5時間で10キロから15キロ歩くよっていう感じだったのですが

まあ、行っても国立公園。

高さも3500m位あるとは聞いていましたので

それなりの装備で臨みました。

 

防寒着はユニクロのウルトラライトダウン。

雨具はダイソーで買ったレインコート。

 

心配は日焼け止めがないことくらいか?

 

しかし、集合場所でガイドさんからさんざん脅される。

 

靴は濡れるけど大丈夫か?

4000mなめるなよ?

手袋は?帽子は?水はあるか?などなど

 

ルートはこんな感じ。

 

1.8キロ先、400mを登るのだが約2時間。

往復で4時間弱というところ。ただ、途中で湖を見るために

少し遠回りしてぐるっと回るので全長としては10キロくらいだって。

グレード5ってのがどの程度のものかわからないけど。

 

で、一緒に上るのはカナダ人とメキシコ人のカップル。

英語でずっとしゃべれるので楽だわ。

スペイン語だったらどうしようかと思った。

 

ちなみに4000mって富士山よりも高いやんけって思いますよね?

そんなとこハイキングとかなめてるのか?って思うかもしれません。

 

でも、つい先日まで、ラパス、ウユニと4000mのところにずっといましたしね。

 

体は慣れてしまうもんなんです。

だから2500mのボゴタなんて、どうってことないし

少し上に登るからって何とも思っていませんでした。

 

しかし、入山口にきてガイドから改めて

ここに手袋、防寒着、ストール、キャップ何でもある。

私は使っていいと言いました。大丈夫ですか?みたいな念押しを

私たちだけに言ってくる。

 

正直、こんなに晴れているのに山の天気は変わりやすいのか?

そんなに寒くなるの?って思いながら

手袋と防寒着とをリュックに詰め込んだ。

ただでさえ思いリュックがさらに重くなった。

 

登り始めること20分、入山受付の場所に到着。

3400m地点。やはり息が切れる。

でも体力的には大丈夫かな?ってところ。

 

ゆっくりと確実に登っていきます。

 

途中途中で高山植物の説明とか

色々な説明をしてくれます。

 

この説明の時間が意外と息を整えるのに役に立つ。

これは珍しい植物で表面は綿状なんだとか。

この赤い石は石が赤いのではなくて

表面に赤い苔が付いているのだとか。

 

この植物は1年に1センチしか伸びない

成長の遅い植物何だって。

 

カナダとメキシコカップルも元気についてきます。

まあ、彼らは世界中の自然地域の山登りをしているベテランなんだって。

ちょっと自分たちの無知さに後悔を始める。

 

途中、途中にこんなモニュメントが。

何合目かの印なの?って聞くと関係ないって。

 

心の中ではここって富士山級なんだよね?って思いながら

ひたすら歩く。

 

ガイドさんも時々、こちらを気にかけながら

 

「一番まずいのは太陽だ」「熱に一番やられる」

「だから帽子が絶対必要。次に水だ」

「その点、今日はラッキーだ。曇っているのに雨が降らない」

「それから上に登ると気温が下がる。そうなると防寒着がいるんだよ」

 

でも行けども行けども天気は変わらず。

みんな最初とおんなじ恰好。

 

そうすると、こんな奇妙な木が群生するエリアに到着。

この木はこの辺にしか生えていないんだって。

珍しいものを見れてよかった。

 

それから向こう側の山肌を指さしながら

地層と地割れの話をしてくれて

いかに地面が隆起したのかの話をしてくれた。

 

これは最初に説明した1年に1センチしか伸びないやつ。

樹齢80年くらいだそうだ。

 

そうして何とか最初の湖に到着。

隆起してできた湖らしいが

お水は真水だって。お水は周りに降った雨が地面を通して

下から湧いて出てくるんだって。

だから水位も年間で5センチも変わらない。

 

恐らく、他の湖といっしょで地下でつながっていて

気圧と水位のバランスで変化するのだろう。

 

そして二つ目へ。

こちらは少し小さいかな?

 

そして3つ目の湖目指して

上り坂を登る。ここが踏ん張り時だと思ってちょっと頑張る。

 

そして最後の湖に到着。

 

ここでやっとお昼ご飯。

 

後は帰るだけ?意外と楽じゃない?って聞いたら

これから本番だって。

一番高いポイントに行くってさ。

 

さて、山登り再開。

こんな崖の横を通る。

落ちないようにって。ダチョウ倶楽部でもここではふざけないですよ。

 

そして目標地点が示される。

この山の頂上だって。

 

20分あれば着くからって。ウソでしょ。

 

でも、途中途中で休憩しながらも

20分ほどでほんとうに登頂してしまう。

 

そしてやっと頂上へ。

このトゲトゲが頂上の証拠。

 

頂上から湖をバックに撮影。

意外と登れるもんですね。

本当に4000mです。服装も最初から何も変わっていません。

 

後は下山するだけ。

 

意外とあっさりしたもので

あれだけ脅されたのは何だったんだと

ちょっと拍子抜けっていうか。

 

っていうか、一般的にウェブ上で販売しているんだから

素人が参加すること想定済みでしょ?って思う。

 

いや、待てよ?

素人だから厳しめに言ったのかな?

 

でも、あれ、私たちは英語が堪能で

いくら文句言われても、じゃあ、辞めたらいいの?

って聞いて

「そうは言っていない」っていう返事をもらったから

最後まで続けられたけど

心が弱い人は辞めてるよ。

 

まあ、ということで4000m級の結構本格的なハイキング?

トレッキング?登山?登山ではないな。

を堪能いたしました。

 

ちなみにこの山は一日70人までの限定で

事前申し込みが必要です。

 

それから最後までグレード5の意味は最後まで分かりませんでした。