マドリッドじゃなくてマドリードだよね?
アミューズです。こんにちは。
正確な発音はマドリッドだろうけど
マドリードの方が親しみが長いっていうか
しっくりくるじゃん。
ということでお待たせしました。
マドリード大会の報告です。
例年通り開会宣言があり
マーケティングセクションから公演が始まります。
ここ最近のテーマでは
環境問題(特に二酸化炭素)であり
アニマルウェルヘア。
そしてここ最近がサスティナビリティ
持続可能性と訳すようです。
それを企業のという解釈から
業界、産業のという解釈に変化しているようです。
最初のテーマはちょっとタイトルが長いのですが
「先進国においてお肉の消費量の減少の中での卵の活路」
であります。
要は、先進国は多くの国で高齢化を迎えており
高齢化とともに、お肉を食べなくなってきている。
これは若いときほど食欲がないし
それほど多くのタンパクを必要としないから。
しかしだからと言って体の維持のため
健康のためにタンパク源は必要で、
そこに卵が入り込む余地はないのか?というわけです。
コレステロールとかいろいろあるけれで
お肉だって結構な問題を抱えており
特に、加工肉の問題、表示の問題で
お肉に対する信用性がガタ落ちしているというのだ。
上の写真はラザニアで牛肉と表示していたのに
馬肉を使っていた会社の冷凍食品が
棚から一掃された時の写真。
こういうの日本だけじゃないのね?
っていうか欧米の方が反応が激しそうだ。
卵は殻つきなら限りなく自然に近いものだから
賞味期限とか品質を明確化すれば
お肉に取って代わる高齢者向けのタンパク源として
その地位を確立できるというお話でした。
続きましてリスク管理の話。
これはちょっと珍しいお話で
こういうリスク管理をしろとか
こういう危機に対して準備をしなさいってのが
俗にいう危機管理なのだが
これはちょっと違っていて
危機が起きた時に
どのようなアナウンスをするのか?
要は記者会見用のハウツー。
まあ、食中毒とか出しちゃったら
昔なら誤っていればOKというか
地元の新聞で記事になるだけのような気がするけど
鳥インフルエンザとか出しちゃったら
今の社会情勢ならもしかしたら
記者会見しないといけなかったりするかもね。
で、当然、記者会見があるのなら
記者がしてくるであろう想定質問があり
それにどのように答えるか?
中国で鳥インフルエンザで、死者が出ているが
あなたが記者なら何を聞きますか?
質問は二つまでみたいな。
これは学問だね。
記者会見での対応次第で
社会に誠実なイメージを与えることも
感じ悪いようになるのも
受け答え次第だ。
記者によっては
わざと意地悪な質問するかもしれないし。
で、中国に対して私が思ったのが
「今の情報で全部なの?」ってのど
「最新の情報は?」でありました。
結構いい質問だと自分では思っています。
それからENC
エッグ ニュートリジョン センターのお話。
ENCは卵の栄養の話
体に及ぼす栄養の調査をしている協会で
世界中の研究者、団体に調査依頼をしてる。
そしていつもその研究結果を発表してくれるのだ
今年のテーマでびっくりしたのが
卵はたばこ並に脳梗塞のリスクが上がるとしていること。
どこの研究者から知らんけど
卵に恨みでもあるのか?
それに対して、ENCは専門家チームを作って
反論記事書いたり
新聞に載せてもらったりしたのらしい。
すごいね。アメリカのやることは。
で、現在はこういう情報を
世界中に広げようと共有化を進めているらしく
現在は20か国と提携をしている
(残念ながら日本は加盟していない)
こういうのこそ養鶏協会の仕事だと思うのだが。
ここまでで午前中。
この後ランチで午後に続く。
相変わらず内容濃いです。






