今日も勉強の日が続きます。
アミューズです。こんにちは。
今日は勉強を教える方です。
昨年の暮れ、何がきっかけだったのか?
弊社の鶏舎建設をやったり
餌を運んだりと、鹿児島の経済を
大きく担う、森建設の常務の手引きで
知覧の菊永ポートリーの後継者の方と仲良くなりました。
そして、そのつながりは
せっかくだからと大きくなり
知覧の生産者3名を巻き込んで
若手の勉強会という形になり
奇数月に集まって情報交換会を行おうという会になりました。
私が勝手に知覧会と名付けていたのですが
本当の名前をつけてほしくて
鶏心会となったようです。
でも地方色が足りないので
私が勝手に薩摩鶏心会と呼ぶことにします。
薩摩って響きがいいよね。
そして情報を交換するのに
ある程度の物差しが必要ということで
農場管理記録の取り方というか
何をどこまで知っておかなければいけないのかとか
そういう話をしました。
初歩的なのですが
生存率、産卵率(H/D、H/H)、平均卵重
日卵量、飼料要求率、飼料摂取量
格外率などなど
意外と初めて聞くこともあったようで
役に立ってもらえるのならなによりです。
それよりも、そもそもそういう記録を
取っていないということに驚き
よくぞ、いままで養鶏経営が出来たものだと
感心をしてしまう。
よほど鶏を愛していて
目が行き届いていたから
産卵よく、経営内容も良かったのか?
それとも、周りが甘かったから
比較的上位に位置してきたのか?
いずれにせよ、早いうちに気が付いてよかったですね。
そしてこういう記録により
自分の農場がどれだけの成績を出して
それくらいのところに位置しているのかを知ることで
経営課題を見つけることが出来ます。
もっと突っ込めば成績がいいことは重要ですが
それより、会社が黒字であることの方が重要なので
産卵成績はそこそこだけど
ものすごく卵を高く打っているから
利益が出ているでもいいと思う。
逆に産卵成績はものすごくいいけど
そのために、薬品をたくさん使ったり
エサのいいものを与えたりして
コストがかかっている場合は
それが見合っているのかを考えないと
成績が良くても赤字では意味がない。
こういうことを考えなければいけないのだ。
養鶏場の後継者はみんな自分が
経営者になるんだっていう意識を持たなければならない。
だから経費の無駄をなくすために
業者に頼むべき修理を自分でやったり、
器用な人が多いのだ。
これから奇数月は南薩摩の生産者と
情報交換しながら
九州の養鶏のあり方を考えていなければならない。
興味がある方は
菊永成人くんまで。
ちなみにこの辺りには
菊永を名乗る養鶏場が4カ所くらいあるぞ。