最近のブログは養鶏から遠ざかっているようで
ちょっと不安になっているアミューズです。こんにちは。
このブログは養鶏ブログです。
私のおっちょこちょい日記ではありません。
ただ、おっちょこちょいなことが多いので自然とそうなるのです。
さて、鶏鳴新聞 って知っていますか?
業界人なら知らない人はいないでしょう。
養鶏(卵、ブロイラー、時にはウズラ、ダチョウまで)のことを載せている新聞です。
その最新号に私の記事が載っています。 っていう宣伝ではなく、
その最後のページにアメリカの養鶏場の羽数ランキングが載っていました。
一番大きい養鶏場がカルメインフーズ。
まあ、泣く子も黙る?アメリカ最大手の養鶏場で2860万羽。
うーん。この会社が日本に4社あれば日本の卵は足りるのですね。
二番目がローズ・エーカーで2160万羽。
今から10年前私が働いていた養鶏場です。
あのころは、400万羽くらいではなかったでしょうか?
それでもすごく大きい養鶏場だと思っていましたが、こんなに大きくなっているのですね。
アメリカの養鶏場トップ10でアメリカ全体の43%のシェアらしいです。
先日行ったイギリスではトップのノーブルフーズが6割持っているみたいだから、
それに比べればまだまだ寡占化が進んでいないともいえるのでしょうか。
日本はどうでしょう。トップ10で3割くらいでしょうか。
もっと行っているかもしれません。
しかし、10年前はトップ10で1割くらいだったのではないでしょうか。
そう考えると、日本も寡占化が進んでいるのですね。
ヒヨコ屋さんとしては養鶏場の寡占化が進めば
一度にたくさん生産して一度にたくさん持っていくということで
コスト削減はできますが、単価が下がりますので当然売上は下がります。
そして、大きいロットに対応するための設備投資も必要になります。
しかし、安く売っているわけですから、たくさん売らないといけません。
ということで自然と、ヒヨコ屋さんも寡占化されるのかもしれません。
しかし、消費者にしてみれば寡占化されることで
いろいろなスケールメリットが作用しまた生産効率も向上することで
生産コストが削減され、結果安く買うことが出来るでしょう。
だから消費者目線で考えればいいことなのかもしれません。
他の産業を考えてみても
車の会社は日本で8社しかないわけですし、
電気製品のメーカーも10社くらいでしょうか。
また食品に限っても
牛乳とかだと明治、グリコ、雪印で5割超えているでしょうね。
雪印の事件がなかったら、恐らく7割を超えていたのではないでしょうか。
パンも山崎、フジパン、で4割くらいですか?
まだまだ地元のパンやさんががんばっているほうかもしれません。
それでも都会ではチェーン店も展開されているのでしょう。
いろいろな産業を見てもやっぱり、10社以内で5割以上のシェアがあるわけですよね。
だから養鶏場もそうなることを考えて準備というか、
対策を立てなければならないのでしょうね。
話は飛びますが
「華麗なる一族」をご覧になったことがありますでしょうか。キムタクの出ていたあれです。
あれは昭和初期でしたっけ?(超適当)そのころのお話だったのでしょうが
それくらい昔に、金融機関の統合、寡占化があったわけですよね。
ま、最近も大合併がありましたよね。
つまり、不景気になると、合併、統合があるのだと。
それを繰り返すことで寡占化されるのですね。
今は養鶏場にとって不景気なのでしょうか?
そうならば、統合、合併があるということですね。
残念なことに日本経済は不景気です。世界的にでしょうか。
養鶏が不景気でないことを祈ります。