今更ながら、今年の予備論文の受験者の方々はお疲れ様でした。

 

 令和3年の予備試験が法務省ホームページで公表されている通りに行われるか、まだ分かりません。ですが、仮に公表した通りに行われる場合、今年の予備論文が10月後半実施だったため、本番でやらかしたことの改善事項を意識して答案を書く訓練をする時間は、例年の予備試験スケジュールに比べると余裕がないことになります。

 

 なので、とにかく今からでもよいので、再現答案を書いておくべきです。

 記憶が薄れていても、自分の答案構成をベースに、パソコンを用いて答案を完成させてみるだけでも、

・問題提起の仕方

・当てはめで考慮する事実の選定

・選定した事実への評価の仕方

・規範に対応した当てはめ

という具合に、何気なく当然のように書いてみた答案に、他人が見ると減点される原因が出てくる筈です。

 

 再現答案を合格者の友人等に見てもらい、自分の弱点を意識していくことは、合格していた場合の司法試験受験での失敗回避、不合格だった場合の更なる不合格回避に有益です。

 再現答案を書くだけでも、自分がいかにミスっていたか気付いて辛いものがありますが、早急にやっておくべきです。