気が付いたら、予備論文まで2週間もないんですね。予備校の論文公開模試も、もう終了しているのでしょう。

 

 「SUITS2」第14話は、新木優子演じるパラリーガル聖澤が東大ロースクールの入学試験を受験したら、自分の上司が東大ロースクールの中の人に不義理をしたために、その意趣返しに不合格にされたという説明がありました。

 日本の国立の法科大学院が情実で入試の合否を決めるというのは、ドラマでも流石にないだろうと思いますが、上位大学の大半が私立に多いアメリカのドラマを日本に移植しているからこうなるのでしょう。

 

 以前から、東大ローにこだわるのではなく予備試験合格を目指すべきだろう、このドラマは予備試験がある世界なんだから、と聖澤について思っていましたが、こういうストーリー展開につなげる意味があったのでしょうか。比較の問題ですが、一国立大学の法科大学院の入試よりは、最難関国家試験の方が合否判定がより公平になされるでしょうから、情実で落とされるなら予備試験ではない別の試験を持ってくる必要があったのでしょう。学校名も敢えて「東大ロースクール」という名称を一貫して使ったのも、「『東大』が必ずしも『東京大学』を意味するものではない」と逃げ道を用意して東京大学から抗議されないようにしたのでしょう。

 

 いずれにせよ、司法試験合格のためには、予備試験合格を目指す方がよいでしょうね。仕事を辞めずにすみますし。