例年にない猛暑の時期に受験された方、お疲れ様でした。

 

 

1 司法試験を受けた方

 

 受け終えた方は、とりあえず再現答案を急いで再現答案を作るべきです。

 しばらく休憩して遊ぶのもよいと思います。

 

 

2 予備試験を受けた方

 

・予備校発表の正解で自己採点して短答に合格してそうな方

10月前半に予定されている予備論文に向けた準備に全力を尽くせばよいでしょう。

 全然書けない分野をなくし、自身のある分野についても念入りに。

 

・予備短答で160点なかった方

とりあえず令和3年予備試験に備えて対策をするしかありません。

基礎知識が不十分な可能性が高いから、短答問題を解くことを通じて弱点をつぶしておくべきです。

 

・予備短答に受かっているか微妙な感触の方

やってみたい人は論文の直前期の答練を受け、解いていない過去問を解きましょう。短答合否にかかわらず練習になりますから。

 直前期の答練を受けないにしても、自分で論文過去問を解くくらいはするとよいでしょう。

 

 いずれにせよ、短答が終わったら気分を切り替えて、自分に必要な勉強を始めるしかありません。

 

 

3 問題の印象

 

 予備短答の全部の科目を見たわけではないものの、憲法がかなり簡単になっていました。

 

司法論文ですが、必須7科目全部考えるのはしんどいので、一部科目のみ。

行政法は、去年よりも少し難しい印象ですが、去年同様、取消訴訟以外の抗告訴訟も普段から勉強しておくと、そこまで苦労しないで済んだのではないでしょうか。

刑法と刑訴法が去年よりも少し易しくなった印象です。

刑事系科目が数年前に比べて出題傾向を変えつつも、答案作成に必要な知識は変わっていないので、地道に勉強していけば何とかなるようです。