予備試験の会場が発表されましたが、この様子では、いよいよ予備試験が実施されることになりそうです。

 

 予備試験延期論が色々なところから聞こえてきますが、国家公務員総合職試験が延期されるといった当局の発表がないので、予備試験も司法試験と同様に行われる可能性が高いと考えられます。令和2年秋開始の司法修習第74期の殆どのメンバーを決めるための試験であり、将来の法務官僚・官僚裁判官要員は司法修習の期別が人事管理の中心的要素ですから、国家官僚の選抜試験に準じて横並びを保つのでしょう。

 

 そして、司法修習への接続を考えれば、司法試験と予備試験とでは、前者を優先することになるのでしょう。ですが、いずれも短答式試験が同日なので、司法試験を実施できるなら、予備短答も実施することになるのでしょう。

 

 司法試験・予備試験の延期があるとしたら、おそらく、国総が延期される場合でしょう。

 

 なので、今のところ、受験生は予定通りの受験を想定して勉強しておくべきことになります。