経過と到来の違いは、この司法試験業界の方ならわかると思います。念のため。

 

 さて、司法試験が終わり、また、予備試験短答式試験が終わりました。

この時期の過ごし方について、思いついたことを書いてみます。 

 

 ちなみに、受験後、私は以下の様に気ままに遊んでいました。

・試験1週間後:映画「変態仮面2」を見た。大学の同クラの友人と。

・試験2週間後に金沢旅行のため「かがやき」グランクラスの予約に奔走し、那須ハイランドパークで遊んだ。気ままにテーマパークで遊ぶのは実に楽しい。

・試験3週間後には映画「海よりもまだ深く」を見た。阿部寛は素晴らしい。

・試験4週間後には「江戸東京博物館 2016年度NHK大河ドラマ特別展 真田丸」に行ったり、「リアル脱出ゲーム×名探偵コナンFILE.4 黒き暗殺者からの脱出~狙われた名探偵~」を楽しんだり。平日の昼間からビールを飲むのは楽しい。

・試験5週間後には上田市と善光寺・川中島巡りを楽しむ。大河ドラマ「真田丸」、「武田信玄」絡みで。

・試験6週間後には金沢旅行を楽しむ。一度はグランクラスで乗ってみましょう。ちなみに飲み放題です。

 

 

1.司法試験を受けた方へ

 

 受かっていれば多くの方は司法修習に行くわけで、逆に落ちていれば来年も司法試験を受けるわけで、912()の発表までは法律7科目の勉強をしておくのが無難だと思います。

 

 昨年の私は、試験終了から、LECの奨学生試験を受けて矢島講師の重要事項完成講座を安く受講するべく、法律7科目の短答知識の復習をしていました。この試験の存在を予め広告等で知っていたので、上位3%に入って、10万円以上割引を受けることができました。試験を受けて10万円儲かると考えると、お得過ぎますね。

 

 この時期は試験に全力投球して答案を書く元気もないと思うので、インプット講義を聞いて、テキストを読んで勉強して、の繰り返しで時が過ぎるのを待つのが丁度良いのではないかと。

 

 ちなみに、私は気分転換にLECの簿記光速マスターテキストを読んだり問題集を解いたりもしていました。本当に、気分転換でしかありませんでしたが。

 

 

2.予備試験を受けた方へ

 

 当然、予備校の解答速報で自己採点をされたとは思いますが、170点を超えた方は論文式試験対策を死ぬ気でやりましょう。とにかく限界を超えるくらい勉強しましょう。

 

この時期に皆が書ける論点を完璧に書けることを最低目標にしつつ、本番でどんな風に出題されるか予想しながら勉強することで、得点力につながります。私は2015年のこの時期、仕事をしている時以外は、出題予想をしながら、その時に出てくる論点を予想していました。平日は昼休みに月刊「法学教室」の演習問題(図書館でコピーしたもの)を見て、「類似問題が本番に出たらどういう答案を書くか」とか考えていました。的中するわけではないにしても、あれこれ考えることで法律問題を処理する頭の回転の速さを維持・強化できるのではないかと。それが論文式試験11位合格につながったのではないかと。

 

 当然ですが、予備校答練・模試は受けましょう。辰巳とLEC推奨。採点表が細かいのもありますが、辰巳とLECで土日が埋まる筈です。私は土日で処理しきれない答練を平日に午前休暇を使って解いていました。仕事しながらだと、どうしても間隙を縫って答案を書くしかないです。たまたま早く帰れた日に卓袱台で解いたこともありました

 

 予備校答練は、多数派が解いたことがある問題を自分も解いておくことで、本番に出題されても不利にならないという意味が大きいですが、答練を受けるために日々メリハリのある勉強ができるようになるので、金を惜しまず注ぎ込みましょう(賢明な人は、論文予想答練を安く受けることを見越して辰巳の総択で優秀者割引をゲットしていると思います)。

 

 悶々と過ごす日々でしょうが、しんどいのは皆同じと思って、最後まで戦い抜きましょう!