映画「127時間」を見に行った。
実在の登山家アーロン・ラルストンの実話に基づいた映画。
大地の裂け目に落下し、
岩に腕を挟まれ身動きがとれなくなった青年の127時間を描く。
大自然の魅力とリスクがアーロン・ラルストンの視点で描かれ、疑似体験できる。
上映時間の大部分が岩に挟まれて身動きがとれない青年のシーンである。
それでも退屈になることはなかった。
何より映像と音楽がいい。
青年の後悔、苦悩、絶望、希望、夢が次々と描写される。
想い出と現実と幻想が交錯する。
映像の見せ方も相反する静と動の情景のコンストラクトで深く心に残る。
・都会の喧騒と大自然の静寂
・マウンテンバイクで自由に遊び回る青年と岩に挟まれ動けなくなった青年
アメリカでは
"I KEPT MY EYES OPEN FOR 127 HOURS"
と書かれたTシャツが配られたらしいが、
私はクライマックスでは、
"I DIDN'T KEEP MY EYES OPEN FOR 127 HOURS"
でした。