ベランダで蝉がひっくりかえりもがき苦しんでいるのを見て娘は「なぁに?」と尋ねた。妻は「せみ」だよと教えてあげた。
同じ日に部屋に黒いものが動いてるのを見て、娘はうれしそうに「せみ?」と妻に問い掛ける。
妻はいつもは逃げていたらしいが娘の前では新聞を手に「ごきぶり」と格闘したそうだ。