電車で遭遇したトラブル ブログネタ:電車で遭遇したトラブル 参加中

金曜日夜11時過ぎ。

久しぶりに池袋発の東武東上線で帰る。

ホームは多くの人であふれていた。

列の前から5番目。

電車がホームに入ってきた。

壮絶な椅子取りゲームが始まる。

扉が開くや、大勢の人が電車の中に駆け込む。

さすがに5番目では、椅子をゲットするのは無理。

既に埋まってしまった椅子の前に立ち、つり革を握る。

すると、右横に立っている男性と、私の前に座っている若者が言い合いをしている。


話の内容から察するに、

3人の若者が、皆が並んでいるのを無視し、割り込んで席に座ったらしい。


3人は詫びれる様子もなく、ふてぶてしく椅子に座ったまま、男性と言い合っている。


勇気あるのは、常識はずれの連中に注意する男性。

この連中のように、弱い人間は、つるまないと何もできやしない。

また、つるんだ連中は凶暴化することもある。

男性は1人で馬鹿連中を相手に懸命に諭している。


私を含め、周りの人たちは無関心さを装い、ただ電車が出発するのを待っている。


若者と男性の言い合いは平行線。

3人の若者が悪いのは歴然。

若者達よ、

・おまえらは好きな彼女の前でもこのような態度をとれるのか。

・こわもてのヤーさんから注意されても、同じような態度をとれるのか。

私は男性に応援したくなり、

「それじゃぁ、駅員と警察を呼んできましょうか」と若者に言ってみた。


若者は巻き舌で「警察だぁ~呼んできてみろよぉ~」と怒鳴った。


私と男性は駅員を呼びに行くことにした。

私はホーム階段を降り、改札前の駅員事務室に向かった。

男性はホームから駅員を大声で呼んでいた。

私がホームに戻ると、3人の若者が連れ去られるところだった。

若者はくるったように大きな奇声を発していた。


ちょうど電車が出発するチャイムが鳴り、私は再び満員電車に駆け込んだ。

多くの人は「悪」に気づいても、関わりを持とうとしないが、その男性の勇気ある注意に拍手を送りたい。