9月15日、北アルプスの女王と呼ばれる「燕岳」に行きました。
燕岳から北燕岳に向かう登山道の脇で高山植物の女王と呼ばれる「コマクサ」を見かけました。
この季節、ほとんどのコマクサは枯れていましたが、
この一輪だけは人に踏まれそうな登山道の脇で健気に咲いていました。
はじめて見ましたが、小さくてかわいいお花です。
(確かに名前のとおり、花の形が(駒)馬の顔だ)
高度2700mの厳しい環境に生息する力強さと美しさは正に女王の名にふさわしい。
花が育ち、咲くまで5年から15年かかると聞く。
登山道を外れ、コマクサの群生する砂礫を踏みつけ、奇岩によじ登って、うれしそうに記念撮影する人をみかけたが、独りよがりの行動で自然環境を壊してはならない。
↓ヒガンバナのようですが、チングルマの実です。
チングルマは白い花を咲かせるようですが、
花が終わったあとは、羽毛状に形を変え、風になびいています。
実に不思議な花です。