この胸


純愛で泣ける映画!と思って見に行った。


うーん。よかったけど何だか・・・。

最初と最後の方はよかったけど、中盤が少したいくつだった。よこのお客さんの寝息が・・・(><)


これは、恋愛映画というよりも、「生きる」ことについて考えさせられる映画だ。

設定としてはすごくおもしろいと思う。本当にあるかも・・・と思ってしまった。

ただ、描写する人数が多いせいか、少しものたりない印象を受けた。


映画全体よりもひとつのシーンに感動した。全体的によかった!と素直に思えないのは何でだろ・・・設定的にはすごく魅力的だからもったいないと思う。


宮藤 官九朗がよかった!彼が出てなかったら、また違う感じの映画になってそう。いい味だしてました。



チャーリー


やっと見れた~!

この映画、おもしろいくらいに好き嫌い分かれるのです。たいていの人は好きだけど、嫌いな人は本当にだめ。その子は「ティム・バートンがムリなんだと思う」とさえ言う。

いろいろひと段落して、やっと見れました。私はどっちかなぁ。 どきどき。


子供づれが多く、土日は満席近くなった大人気映画ですが、「え。子供、いいの!?」て思いました。だって、残酷なブラックユーモアがたっぷりで、日本のアニメではありえない世界だから。


自分の子供の部分と対話しながら、「この場面、子供ならどうよ?」て思いながら見てましたが、(普通にみれないあたし・・・泣) さいごがうまくまとめてあるので、比較的批判されることなく受け入れられたのかなぁと思いました。

でも、あたしが親だったら、ちいさい子供に見せたくない(笑) 多分まだ映画の中の本当のメッセージを分かってもらえないと思う。小学校高学年くらいになったら見せます…。

でも私は、へんでおもしろい世界、だいすきなので、楽しめました。こんな映画初めて。ブラックユーモアたっぷりなのになんだかじーんときてしまう。こんな絶妙な異世界つくりあげちゃうティムバートンすごい!


この映画のウケを、国別に比較して見てみたらおもしろいんじゃないかなぁ。 と思いました。


消しゴム


「ありがとう。」

て言いたくなる映画です。当たり前のこと。すべてのことに。

あたたかい御飯がたべれること。自分の足で歩けること。おうちがあること。いろんな人に囲まれて、今の自分がいること。全てがいとしくなります。


予告編からどういうストーリーかは大体わかってました。

(詳しくはこちらにて http://www.keshigomu.jp/index2.html  )

感動ものだ!と思ってみたのですが、なんか、幸せな気持ちになれる映画だなぁと思いました。

ふたりが楽しそうな場面は私まで楽しい気持ちにさせられます。(そこが映画のすばらしいとこ。)


真っ赤な夕日。透き通るような鮮やかな空。ひとつひとつのシーンにちりばめられる景色がほんとにきれいです。毎日が新しいことのくりかえしで混乱してしまうスジン(主人公)にとって、自然だけは、いつまでも変わらず、特別で安心できる存在だったと思います。

せつなくて、悲しくて、涙がじわーとあふれ出ます。でも、悲しいだけじゃない。なみだを流したあと、顔をあげて、にっこり笑いながら映画館を出れる作品です。私は号泣ってまで泣きませんでしたが、泣いてた人多かったです。(「隣の彼女よりいっぱい泣いてしまった」てコメントが印象的でした。)


ただ・・・ちょっと、やっぱり、日本とはちがう。と感じる場面がちょこちょこ目につきました。あんなに血、でないよね・・・!?て思ってしまったり。(汗) 


で、でもいい映画でした。「泣ける感動もの」でひとまとめにしちゃもったいない映画だと思います。








smith


「テーマ。 アクションにしちゃったけど、いいのかな…」 

て、迷っちゃうくらい、いろいろな面でお腹いっぱいで大満足になれる映画です!!


はじまり方がシンプルでおしゃれ。 アクションのワクワク感あり。 せつなくてじーんとくる場面あり。 思わず笑ってしまう場面あり。  見とれちゃうくらいかっこいい場面あり・・・・。  

「ひとつの映画でこんなに満たされていいかな。」 て思っちゃうくらい、よかったです…!!


ボーン・アイデンティティーの監督だけあって、アクションもかなり見ごたえあります。 

私、たまにアクションが勢いありすぎでついていけなくて混乱することがあるんですけど・・・この映画はついていけました!(^^)  そういう意味じゃ、どんな女の子もついてけるアクション映画だと思います。 あたし基準でいいのかな(汗)


そして、ちょっとドジなブラピが新鮮でした。「ジョーブラックによろしく」でもドジなブラピ見れたけどあれはいまいちだった(_ _) でもこれはいいです。

ふたりの顔の表情にも注目です。最初と最後じゃふたりはまるで別人。何でかは言わないけど・・・(^^)

表情の力ってすごいなぁ と思った。 そしてその表情を大画面で楽しめるのもすてき。 アクションの動きだけじゃなく、細かいとこにもこってます。


ふと思ったこと。 女性ってつよいんだな・・・ そして時代はかわったな。 

数十年前にはこの映画の設定はありえなかったと思う。 女と男が本気で戦うシーンて珍しいんじゃないかな・・・。 ふたりは対等に戦ってるし。むしろ女の方がちょっとうわてだったり。だからそんな意味も込めて、この映画はほんとに革命的だと思う!!


音楽もかなりいいです。 ふつう、アクション映画の音楽って、スピード感あふれる曲だとおもうんけど、この映画はちょっとちがった。 アクションなのにせつなくてきれいな音楽が流れてるとき、なんだかじーんときてしまった。スローモーションをいい感じで使ってるのも印象的でした。


あと、私のだいすきなMagnet(マグネット)の曲が使われてて、うれしかった。(ノルウェーの人で、レディオヘッドっぽい。これからの時期にぴったり。)


見た後にともだちと、「あの時、ああだったよね!」て語り合うのがすごく楽しい。なんか発見があったりする。だから1人じゃなくて誰かと見た方がきっともっと楽しめると思う。


最近みた中で1番おもしろかった!

エンドロールが流れたときなぜか、何かやり遂げたような充実感につつまれました。何もしてないのに。笑




今日お気に入りの中古CD屋さんに寄ったら、「閉店セール!!」て窓に貼ってあった。


高校の時から通ってたのに。 かなしい。 店長に聞いてみたら渋い顔をしてこう言った。


「もう厳しいんだよ。福岡の有名な中古CDやはどんどんつぶれてった。みんなCD買わなくなっちゃったからね。」


最近はCDが売れないがために大手CD屋がどんどん値下げをする。すると中古と値段があまり変わらなくなり、中古が売れなくらしい。その上中古CD屋は入荷も減っていく。


「1番いい何年かの時期は月に5000枚入荷されてた。それが今は300枚だよ…。今でも中古CD屋を続けている知り合いに会った時、こう言ってたな。

『苦しいけれど、すきだから、破産しそうでもやめられないんだよ.・・・。』て。」


CD屋が売れない ⇒ レンタル屋も売れない ⇒ 中古CD屋も売れない と、全てが悪い方へつながってしまうらしい。


ネットミュージックとか今はやってるけれどそのせいなのかな。

せめて、そのせいでいてほしい。 みんなが音楽を聴かなくなったなんて、思いたくないから。


シンデレラマン

監督 ロン・ハワード

主演 ラッセル・クロウ レネー・ゼルウィガー

シンプルでふかい。

一言でいうとそんな映画。

世界恐慌時代にどん底から這い上がったボクシングのヒーローの実話。見たともだちの中で号泣した子多数。


撮り方がすごくよかった。例えばリング上の場面ではカメラが360回転したりする。まるで自分がリングの上にいるみたい。臨場感が伝わってきてわくわくした。こういう感動もので撮り方にリズム感があるのは珍しいと思う。


試合中、 合間の休憩時間(でいいのかな笑)で、マネージャーが選手に声をかける。

「あいつをぶちのめしてやれ!!さっさ片付けて終わらせるぞ。絶対勝てる。」とかいう感じで。普通は一方の選手に対する声しか聞けないんだけど、この映画は違う。相手側の声も聞こえる。ひとつがあれば、その逆もあるんだ。うすっぺらくて隣りあわせなんだ・・・。と少し冷静な気持ちになった。

勝利に酔いしれる選手を映しだされた後、誰にも気づかれることなくひっそりと会場を後にする敗者もしっかりと映し出される。そんな中、その試合をお金のことだけを考えて見る大富豪の顔のアップも、リズムの中のアクセントのように映像に入り込む。


にこにこ笑った顔をみんなに見せたかと思えば、後ろに振り向けば今にも泣きそうな悲しい顔をする。



陰と陽。 ひとつがあれば逆もある。 ひとりじゃなかなか気づかない世界。そこをさりげなく描写している点に感動した。



すっごくいいよ!と周りからいわれ続けて見たから期待しすぎちゃいました。だから少しシンプルすぎるかな?て思ったのが正直な感想。 最近のボクシング映画、「ミリオンダラーベイビー」は思いもしない展開になったし。(映画に思いもしない展開を望んでしまうのは人間の潜在的な意識かな…。)

でもそこがまたいいのかもしれない。シンプルだからこそ、メッセージがくっきりと伝わってくる。


どんな状況でも、1番大切なものを忘れない。ユーモアを忘れない。 そしてそれを守るために生きる。


この映画を見た後、自分の心の中がすごく純粋になっていることに気づいた。



マレーネ


魅力的な人は内側から輝いている。


今日のドイツ近代史の授業で、先生が言っていた言葉だ。授業の中でマレーネ・ディートリヒの最後のコンサートの映像を見せてもらった。

彼女はドイツ出身の女優だが、ナチスを「大嫌い」と否定してアメリカに行った。それによって、ドイツ国民から裏切り者だと非難された。60年代にドイツに久しぶりに戻ったときは卵をぶつけられたという。

彼女のお墓には鮮やかなバラの花が添えてあって、その隣に 悪質な落書きがされている。


「自分の国を敵にまわす。」

すっごく辛いことだと思う。でも彼女は平和を願っていただけだった。彼女は「戦争を否定する理由は?」という質問にこう答えたという。「だって愛する人が亡くなってしまうから。」

すっごくシンプル。でもすごく大事。 コンサートの中の「花はどこへいった」と「リリーマルレーン」を聴いて涙が出そうになった。感情いっぱい込めて歌う彼女を見て、 あぁ。なんてすてきな人なんだろう。 と思った。セックスシンボルだけど中身があって、芯があって、強い女性。 マレーネ・ディートリヒ、マリリン・モンロー、マドンナ。 あたしはこんな女性たちに心から魅力を感じる。 


バイト先に彼女のでっかい写真が喫煙所にかざってある。 いつも見れるからしあわせ。


bear's kiss


2002年 カナダ

監督 セルゲイ・ボドロフ

主演 ベッカ・リリエベリ  セルゲイ・ボドロフJr.

移動サーカスのブランコ乗りの少女ローラと、小熊のミーシャ。母親が去ったり、悲しい出来事が続く中、ローラはたったひとりの友達であるミーシャを抱きしめ、かわいがった。

月のきれいな夜。ローラがミーシャの檻にいくとそこにはひとりの青年がいた。青年は自分はミーシャだと名乗る。最初は信じられなかったローラだが、心が通い合うようになり、ふたりは恋に落ちる。

監督が故郷シベリアに伝承する民話にヒントを得て生まれた物語。せつなくてあったかいです。


この映画だいすきです。おとぎばなしのような話も、色あざやかな映像ひとつひとつもすてき。ストーリーだけ見たら現実離れしているけれど、映画を見たら違和感なくゆっくりと物語の世界に入り込めます。


上の写真のローラとミーシャが踊るシーンが特に幻想的。踊りは出し物のひとつだし、体はくまの姿なんだけど、すごく心がこもっててあたたかい。ドレスもかわいいです。


この映画を見ると、「人間と熊。何で恋に落ちたらいけないの?」て感じるようになってくる。そう思うと、年が離れてるとか、国籍とか、男どうしとか、どうでもよくなってくる。


おととしだったかな。サラ・ムーンの「サーカス」という写真展に行った。サーカスって楽しいけれどその裏側はとても悲しい気がする。悲しいことがあろうが、人を笑わせなければいけない。サラ・ムーンの写真の雰囲気はこの映画のローラの気持ちに通じるものがある。


悲しいはなし。ミーシャの人間になった姿を演じたセルゲイ・ボドロフJr.(監督の息子)が、2002年、次作の準備中に、北オセチア共和国の山岳地帯で発生した氷河崩落に巻き込まれ、惜しくも30歳でこの世を去ったそうです…。最後にすばらしい作品をありがとう。


グロリア2

監督・脚本 ジョン・カサヴェテス

主演     ジーナ・ローランズ

1980年 アメリカ

ニューヨーク。マフィアの秘密を守ろうとして惨殺された家族の中から1人生き残った少年を、かくまった隣人の女性グロリア。子供嫌いなグロリアは生意気なフィルを好きになれずに見捨てようとするが、一緒にいる内にすこしずつ母性本能が芽生えはじめる。

命を狙われ必死になってニューヨークを逃げまわるが……。

リュックベッソンの「レオン」の原型ともいわれている名作。


ジョン・カサヴェテスの映画は心にしみる。そしてジーナ・ローランズがかっこいい。年をとるほど味がでる女性だと思う。憧れです・・・。


落書きだらけの地下鉄。道端で買い物袋をひっくり返した時の周囲の冷たい目線。信用できない仲間たち・・・・。N.Yの冷ややかな隠れた部分が容赦なく出てくる。

「42street 」 かつてミュージカルが栄えた夜も眠らない街。ミュージカル好きには夢のような響きだが、この映画では華やかなイメージなど全くなく、普通のそこらの2丁目、3丁目のようにセリフに登場している。

ハリウッド!メジャーリーグ!20年代のミュージカル!とは正反対のアメリカを感じた。

この気持ちは、大好きなジャズが生まれた街、ニューオリンズの被災地のすさまじい光景をTVで見たときに感じたのとなんだか似てる。


ギャング映画なんだけど銃の撃ち合いが見せ場ではない。それはおまけにすぎないのだ。

「子供をかくまう元ギャング。」 よくある設定だが、何かが違う。

グロリアは何度も自分のしていることが正しいのか自問自答した。逃げ出そうともした。自分の中でも整理がつかず、素直にもなれず、子供に選択を与えたりもした。 このグロリアの気持ちがとってもリアルで、痛いほど共感できるのだ。ここがカサヴェテス映画のすごさ・・・!


グロリアが「情が移った」という言葉に強く否定したのが印象的だった。 「情が移る」 そんな簡単なことでがない。それに、認めたくもないのだと思う。 人間の心はもっともっと複雑だ。


ぐっときたのは少年の「あんたは僕のママで、パパで、ファミリーだ。そしてガールフレンドでもある。」というセリフ。なにもかもひとつにまとめなくても、いろんなかたちの愛情、気持ちがあっていいと思う。


この映画、99年にシャロンストーンでリメイクされたらしいけど、どうも評判がよくないらしい。多分観ないと思う・・・。(><)


余談…。

カサヴェテスとジーナは夫婦です。カサヴェテスは1989年、59歳で他界してしまったけれど、妻であるジーナを主人公に他にもいくつか撮りました。他の映画もだいすきです。

ふたりの子供、ニック・カサヴェテスも監督で、今年、「君に読む物語」という映画が上映されました。(結構ヒットした。私は期待しすぎちゃってちょっと物足りなかったけど…。)それに母であるジーナを登場させているところがすごくうれしかった。愛を感じた。他にもジーナを主役に映画を撮ったり、父の書き残したシナリオを映画化させたりもしている。


エゴラッピンのアルバムに「カサヴェテス」という曲がある。カサヴェテスの映画を見た後にきくとなんがかしっくりきて心地いい。贅沢な気分になります。








皇帝ペンギン

賛否両論に分かれる映画だけど私はよかった。何といってもエミリーシモンの音楽がすてきで、サントラを聴いては涼んでます 笑 これは映画館で見るべき。熱い夏に寒い国にいる気分になれるし。ペンギンあんなに頑張ってるんだ…私もがんばろう!と元気が出ます。

子供連れのお母さんがたくさん見に来てたのでうれしかった。最近は映画館を子供預かり所にしてしまうお母さんが多いので。後で迎えに来たときに子供が興奮しながら映画の感想を述べても、お母さんはさっぱりわからないのはなんか寂しいと思うなぁ。「小さい頃、お母さんと見た映画」という思い出は案外残るものだし。子供から大人まで楽しめる映画は貴重だと思う。

字幕をみたがってる人も多く、私も最初は字幕が見たかった。でも吹き替えを見てみると、キャストがとてもよく(大沢たかお・石田ひかり・神木隆之介)、違和感なく映像に入り込めた。逆に吹き替えの方が映像に集中できてよいのかもしれないです。

この映画、アメリカでは 「March of  the  penguins」(ペンギンの行進…!)ていう題名で、ドキュメンタリー映画として歴代3位という異例のヒットを飛ばしたらしい。

ただ、アメリカはフランスのオリジナル版より5分短縮していて、フランスや日本の会話形式ではなくナレーター形式なのだそう。ナレーターはモーガン・フリーマンらしく、ちょっと気になるけど、国によってこんな違いが出るなんてすごく不思議だなぁ。こんなに大胆に形式を変えていいのかな…とも感じる。語り部調なら多分、教育テレビとかディスカバリーチャンネルみたいな感じだろうな。


この映画を見た後、自転車を盗まれ歩いて家に帰る事に…。今この瞬間もぺんギンたちは絶食して頑張ってるんだ!と思い浮かべながら頑張って歩きました。泣