歯にうずくような痛みがあって
歯医者に行っても異常なし(虫歯もなくエナメル質が削れているわけでもなかったそうです)
側頭部に頭痛がある
↑青いバツ印のところを押さえると圧痛があって
痛みが広がる
鍼治療をすると筋肉がヒクヒクと動いたり
ヒビキ感が強かったりします(得気、鍼響)
側頭筋という筋肉にトリガーポイント(発痛点・痛みの引き金点)があると
図の赤い部分に痛みが広がる可能性があります
側頭筋はこんな筋肉です
頭蓋骨にくっついていて
顎をもち上げます
食べるときとかしゃべるとき
ようは口を動かす時に使う筋肉ですね
三叉神経(脳神経の第5番、3枝の下顎神経)が動かします
この筋肉のポイント
- 左右どちらか片方にトリガーポイントがあると顎の動きがおかしくなる
- 僧帽筋(肩の筋肉)の緊張で影響があることがある
- 食いしばり、歯ぎしりのときよく使う筋肉
- 口が開かない
- 感染症、炎症の後にトリガーができることがある
トリガーポイントが側頭筋にできると
- 緊張型頭痛(側頭部なので偏頭痛と間違えることも)
- 歯にも痛みが広がる(図参照)
- 風邪、発熱、圧迫で痛みが敏感になる
- 歯がうまく噛み合わない
- 歯ぎしり
- 三叉神経痛(いわゆる顔面神経痛)と間違えられる
- めまい
- 吐き気
- 聴覚の過敏
- 耳鳴り
- 音の方向を聞き分けられない
- 視覚以上
- 頭痛
- 眼精疲労
- 顎関節症
などなど
わかりやすく顔面神経痛、と書きましたが
顔面神経は顔の筋肉を動かす運動神経なので
三叉神経(顔の痛覚の神経)痛が正しいです
治らない理由
- ガムをよく食べる
- 頭が前に落ちた姿勢(姿勢が悪い)
- 歯ぎしり、食いしばり
- 顎を長時間動かさない(あまり人と喋らない)
- 事故などのケガ
- メガネの幅がキツイ
ポイントとしては歯や顎の関節に問題がある場合
この筋肉のトリガーポイントがなくならない事があります
歯の痛み→筋肉に異常→筋肉に異常があるから歯が痛い
という悪循環になります
歯ぎしりがある方などは寝る前にストレッチをしましょう
こめかみを軽く指で押さえて
顎を大きく開けてみます
気持ち良い感じになると思います
ゆっくり顎を左右に動かすと気持ち良いかもしれません
運動不足で歯ぎしりをしてしまうという話も聞いたことがあります
あとストレスですか
発散しましょう
痛みが取れない間は硬いものを噛み砕いたりするのは避けたほうが良いかもしれません
すぐ奥には頭蓋骨がありそれほど厚みのある筋肉でもないので
ある程度自己治療が可能です(自分でストレッチ&マッサージ)
アクティベーターで顎関節の調整も良いです
その場合は筋肉や関節にセンサーがあるので
パチンとするポイントをきっちり探ってくれるところでしてもらいましょう
口が大きく開けられるようになると思います
鍼治療ももちろんおすすめです
直後はすこしだるさを感じるかもしれませんが
翌朝かなりスッキリしているのを実感できます