最近、自己理解プログラムの八木仁平さんの
YouTubeを拝見し、自己理解診断とやらをやってみた。

八木さんは自己理解プログラムというものを
提供しており、自分が本当にやりたいことを
みつけ、人生を夢中に生きられるようお手伝い
して下さる方だ。






私は子どもの頃から好きなことがない。


ここ1年ぐらい、やっと趣味と言えるものが
出来つつあるのかな?という感じで
好きなことが何となく見えはじめるまで
生まれてから27年たっている。



私の親はいわゆる『毒親』というやつで
親自身の機嫌を取るために子どもを利用するような親だ。
大人として当たり前の『自分の機嫌は自分で取る』
ということが出来ない。

その為、私は物心つく前から親の機嫌ばかり
伺って生きていたので、自分の心の声に従って生きてきたことがなかったのだ。






そんな奴が自己理解診断をしても
『何が大事で、何が得意で、何が好きなのか』
明確にならないままだった。


八木さんのLINEに登録すると、プロの自己理解コーチから無料でカウンセリングを受けられるので
知らない人と会話をするのは嫌だったが
無料ということもあり受けてみることにした。


結果、カウンセリングを受けても明確にならないままだったが、今まで自分がどうやって生きてきたのかハッとさせられることはあった。







私は得意なことに「ものを整理すること」
と、あげたのだが、具体的にどのように整理
することが得意なのか聞かれた時に
「限られたスペースに収納するには、何が必要で何が不要か判断し、詰めていくことができる」と、
答えた。


しかしどうも自分の回答にしっくり来ない。



よくよく考えると私の片付けは、一見ミニマリストのごとくものが無いようにみえるが、
クローゼットや引き出しの中は大して綺麗ではない。
どちらからと言うと、ものがとっちらかっていて、統一感もないし、果たしてこれは片付けされている状態なんだろうか?と、疑問に思ってしまった。




その時、ふと思った。
「あぁ、私はこうやって自分の本音を、とりあえず引き出しの中に入れて、クローゼットの扉を閉めて、生きてきたんだな」と。

心の表面は殺風景でなにもないようにみえるが、
心の奥はとっちらかっていて、何も片付いていない。


そうやって子どもの頃から、うまいことやり過ごしてきたんだなと。







自己理解診断で自分のやりたいことは
見つからなかったが、自分が自分を守る為に
何をしていたのか見つけることはできた。




気づいたからどう、という話ではないが、
心の引き出しが少しだけ片付いたような気がした。