帰省したマサルと2人で居酒屋へ。
別れてから2ヶ月ぶりに会ったマサル。
「俺らヨリ戻さない?」
マサルの口から出てきた言葉に驚いた。
ヨシカズが好きだと思っていたがそうでもないかも・・・と
ヨシカズへの気持ちがすーっと冷めていくのがわかる。
振り向いてもらえるかというとセフレの位置づけになっている自分には
到底無理なような気がしていて。
かといってヨシカズに猛プッシュしたところで
暖簾に腕押し状態になるのは目に見えている。
というか、猛プッシュしたくてもそれをするとなると
電話も無視されそうだし、会って伝えるってのも
無理だろうし。。。
一方的にメールで気持ちを書き綴るしかないだろうと
十分分かっていた。
そうしたところでヨシカズが私の方を見てくれるかというのは
ゼロに近いことも分かっていた。
ヨシカズはこっちで遊んでいるけれど
地元には付き合って4年くらいになる
遠恋中の彼女がいるし。
いくら女遊びしていても、その彼女と別れないということは
彼女のことが好きだからなんだな、と理解していたし。
とても彼女に勝てるとは思わない。。。
現時点でヨシカズよりも、目の前にいるマサルのことが
恋しい自分にも気付いた。
私が幸せになれるのは・・・
答えはもう出ていた。
でも・・・
マサルとヨリを戻すとなると
トオルのことも引っかかるし。。
トシのことだってある。
トシとはトオルやカヨたちと飲み会をした日に
カヨの部屋で流れでHしてしまった後、
そういったことはないけれど。。。
マサルと、トシもトオルも友達なのだ。
マサルからヨリを戻そうなんて
嬉しくてありがたい提案が出されているというのに
手放しで喜べないのは全て自分のせい。。。
「・・・ありがとう。
マサルにそんな風に言ってもらえて
すごく嬉しい・・・んだけど。。。」
やっと言葉にするが
どうしたらいいのかまったくわからない。
マサルは優しく続ける。
「俺はユカと離れてみて
ユカの大切さが本当によくわかったから。
別れたのは俺も悪かったと思うんだ。
付き合いが長くなってきて、マンネリを打破する
工夫とかしようとしてなかったし。
・・・ユカはヨリ戻したくない??」
・・・戻したいよ。
今はいろんな事後悔してる。
自分の浅はかな考えとか行動すべてを
やり直したい気持ちでいっぱい。。。
「・・・戻したい、と思・・う。」
否定なんて出来るほど、強くない私。
でも正直に自分の気持ち全てを
マサルにさらけ出すことも出来ない
ズルイ私。。。
「・・・じゃあさ、
俺らやり直そう?」
マサルは私を真っすぐに見つめている。
それに引き換え、視線を合わせられない
後ろめたい気持ちでいっぱいの私。
マサルが私からの言葉を待っている。
曖昧な言葉しか言えない、後ろめたい気持ちでいっぱいの私。
「・・・うーん。」「でも・・・」なんて言ってると
マサルが言った。
「イヤじゃないんでしょ??
さっき戻りたいって言ったよな?
また上手くいかないかも、とか思ってる?
お互いに戻りたいんだからヨリ戻そうよ。」
マサルの意見はごもっとも。
この場でマサルを突っぱねるほど
私は強い女じゃない。。。
結局OKしてしまった。
このあと、マサルは嬉しそうにいろんな話をしてきて
そんなマサルを見ていたらこの数ヶ月間の出来事全てが
夢だったんじゃないか、という錯覚に襲われた。
錯覚というか、私の願望だったんだと思う。
でも、世の中はそんなに甘くない。
数日後、事件は起こった。