おはようございまーす!
さこぴです![]()
今日は、私の贈り物と母の反応の話![]()
まだ実家にちょこちょこと帰省をしていた頃
そしてまだ独身時代に、実家に帰省していた頃
私は家に帰る時は必ずお土産が必要だと思っていた民でした
母は口では「何にもいらないから」とは言うけど
そこから私が読み取ったものは
「手ぶらで帰ってくるなんて、あんたは本当に気が利かないのね」
「弟を見てみなさいよ、お母さんのことを考えてくれてる」
と言うものでした
大分母の行間を読むクセがしっかりとついています![]()
どこかに出かけるたびお土産を買って来たし、
実家には行かない場合は、現地からお土産を送っていました
今思うと完全に強迫的だったのだけど
そこには、お母さん可哀想という強すぎる同情から来るものだったんだなあと
今になってわかって来ました
確かに当時も、おいしいものを見つけた時や
現地でしか買えないものを見つけると
「お母さんに買ってあげなきゃ!」
が真っ先に浮かんでいて、
喜ばせてあげたい!だと当時は思っていたけど
きっとこれも、罪悪感と同情だったんだなあ
そして極め付けは、それらを買っていっても
母がちっとも喜ばないということ![]()
うっそー、前欲しいって言ってたじゃないですか!
なんで?なんで?なんで???
私はずっとこれが謎でした
私はどうしても可哀想な母を喜ばせたかったので
母の好きなもの、欲しいものをリサーチしまくって
リクエストを聞きまくったり
日々の会話の中から◯◯したい、◯◯いいなあと言うものを集めて
プレゼントリストを密かにメモってる程でした
それに対して、弟が贈るプレゼントは喜んでいて
しかも全然リクエストでも何でもないし
それ、欲しかったものなの?と言うものなのに使っていたりして
それも意味がわかりませんでした
(当時の私は100-0思考で弟のお土産だけ喜んでいたように見えたのも事実)
1番衝撃を受けたお土産エピソードは、
私が新婚旅行に行った時の事
この時もバッチリとお土産リクエストを貰って
(むしろ母の方から要求をして来たくらい)
私は現地でお土産を買う事で頭がいっぱいで
もちろん観光も楽しんだけど
お土産をちゃんと買う事に頭は乗っ取られていました
母のリクエストは、
・ベネツィアンガラスのペンダントトップ
・皮の手袋
それを私は無事ゲットしました![]()
中でもガラスのペンダントトップは
イタリア製のものは、結構高くてそれなのにすっごく小ささかった![]()
直径1cmあるかどうかのもの
それに比べて、中国製のものだったら似たようなものでも断然安いし
何よりも大きさが全然違う
でも、うちのお母さん・・・
現地製があるのに中国製のものがあると偽物だ!と騒ぎ立てて
本物じゃなきゃダメだ!って本物もわからないやつ!
ってすんごい罵るんだよなあ
本物・・・すっごい小さいけど・・・
中国製だってバレたら、大変なことになるだろうな・・・
お店で見たベネツィアンガラスはそのお店で作られているもので
確実に現地製・・・どうしよう。。。
そして購入したのは、イタリア製の正真正銘のベネツィアンガラスのペンダントトップ
その結果は
「え?何これ?これだけ???」
え・・・???![]()
私「これ、お母さんが言ってたベネツィアのガラスのだよ
中国製のだったらもっと大きかったけど、
イタリア製のはちょっと高くて大きいのは買えなかった」
母「・・・ああ、うん・・・そうなの」
母よ・・・母も中国製か現地製か本当はわかんないんじゃん
今まであれだけ、中国製は大きいだけで安くて偽物!とか言ってたけど
母だって何にもわかんないんじゃん
むしろ、本物見たことないんじゃん!
と思ってショック受けたけど、
当時はそう思ってもまた胸の内にしまいこんでいきました
胸の内にしまい込むと同時に、湧き上がって来たのが
「ああ、ほんとはカメオのブローチを買ってあげられなかったからかもしれない」
っていう![]()
すんごい間違ったことを真剣に考えたりして落ち込んでました
母は以前からイタリア行ったらカメオのブローチが欲しいなあ、買いたいなあと言っていて
一応リクエストでも言われたんだけど、無理過ぎて却下してた
ってか、庶民の新婚旅行のお土産にカメオのブローチをリクエストするとかちょっと頭おかし過ぎ
今、こういうエピソードを振り返ると
母ってかぐや姫みたいだなって思う
月の人だったか
無理難題なことを言って、絶対叶えさせないし
叶えさせないために、無理難題を言う
もしも叶ってしまったら、それに難癖をつける
欲しいものを手に入れてしまったら
問題が解決してしまったら、きっと困るんだ
だって、手に入らなくて、解決しなくて
お母さんって可哀想なの
お母さんは辛いの、これがないから困ってるの
がやりたいだけなんだもんね
それなのに私は一生懸命母の願いを叶えようとしたんだけど、
どこか
テメー!わざわざ私の願いを叶えに来るな!![]()
的なウザさはあったんだろうな
不幸になりたいのに、何で邪魔すんの?的な
ちなみにうちの父も私みたいな感じでさ、
母の喜び組としては我々は仲間だったかな
そうやって母がずっと「私可哀想!」ってやるから
私も家族も、可哀想なお母さんのために一生懸命動いたわけだもんなあ
だけど、それは一生外部の我々には埋められなくて
母も一生埋める気なんてなくて
そうやって人生を終えていくんだなあって思った
子供の頃からの私は、
ずっとそんな風にして母の問題を解決してあげようとしてた
母が思うような子になって
母が喜ぶようなことをしようとして
母の困りごとを解決しようとして
母に笑って欲しくて一生懸命やってた
それこそ、全力でやってた
めっちゃ一途ですっごい母のことが大好きだったんだと思う
大本命の人
一生で一番の片思いの相手
そして、全て敗れた
そもそも最初からフラれてたってことだもんね
母は無自覚だと思うけど、
そうやって自分を幸せにしようとしてくれる人は不都合だっただろうな
幸せになったら、可哀想でいられなくなるもんね
幸せになるって
祖母からの愛を諦めて、
自分で幸せになるってことじゃんか!
それにさ、母はかぐや姫だからさ、
ただ・・・あなたの優しさが怖かったってだけかもだもんね
・・・うん
だから、
受け取るか受け取らないかは、相手の問題なんだなって思ったし
自分がやりたいと思ったらやればいいけど、
やらなきゃと思ったらやめればいい
そこで、冷たい人!と思われても
やっぱりそれは相手の問題かもしれないから
自分がやったことと、相手の反応やその後を
結びつけて考えるのはやめよ、と思った
だって、受け取るか受け取らないかは相手の問題だし
何で受け取ったか?
何で受け取らないか?
もやっぱり相手が決めることだから
そして、私は母を幸せにしようとして失敗した経験から
今度は、現状母みたいな私自身を
自分で幸せにしていくことを頑張ったらいいんだと思った
だって、私が不幸なままでいて悲しいのは
私の周りにいる人たち、身近な家族だもんね
そんな母への贈り物から思ったこと、でした!