雀士紹介シリーズ「かたつむり岡部さん」
本日ご紹介するのはよしもとクリエイティブ・エージェンシー所属のトリオ、かたつむりの岡部さんです。
お笑い芸人の打ち手というのは門前手役派が多いです。人生常に役満狙いみたいなところがあるので、派手で高い手が好きなんです。
が、岡部さんは違います。
めちゃくちゃ鳴きます。
普通の仕掛けはもちろん、相手の速度を見ての仕掛け、役牌バック、一発消し、ブラフ仕掛けまでいろんなことをしてきます。
もちろん高い雀力を持ち合わせた上の行動です。何をしてくるか分からないという、こっちが嫌がることをしてくる非常に厄介な打ち手です。
が、それ故の悲劇もありまして。
ある日麻雀がそんなに強くない後輩芸人が岡部さんを後ろ見してました。
当然いつものようにブラフや一発消し、さらには差し込みなどを駆使する岡部さん。
何も分からない後輩は上がりから遠ざかる仕掛けや振り込む姿を見て
岡部さんって下手なやつ
という判断をしてました。
なんなら「これ鳴かない方がいいですよ」とか注意されてました。
きっと岡部さんはその時、何も分からない素人に絵が下手と言われたピカソの気持ちが分かったと思います。
ここまで麻雀の紹介ばかりしてましたが、岡部さんは芸人としては一発ギャグをたくさん持ってるタイプです。
病みつきになるクオリティの高いギャグを岡部さんのインスタなどで見ることができます。
そして麻雀中も要望があればギャグをしてくれます。サービス精神旺盛な芸人の鑑です。
が、それ故の悲劇もありまして。
岡部さん牌をツモる→ギャグを振られる→切る前にギャグする→次の人がツモる→そのまま進み岡部さんのツモ番→ギャグを振られる→切る前にギャグする→次の人がツモる
ということが起きた結果
二枚多牌をするという偉業
を達成しました。
というわけで今後岡部さん同卓した人には
岡部さんのツモ番にギャグを振る
がオススメ対策です。特に岡部さんの下家の人はギャグをやったらすぐにツモりましょう。