あばたもえくぼ

あばたもえくぼ

東京を舞台にした小説書いてみます。

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「痴人の愛」を読んでいる。

妻はもうぐっすりと寝ている。

僕は真っ暗なリビングでキーボードを静かに叩いている。(妻が目を醒まさないように)

右脇のバナーの「ニュース」が僕の集中力をそいでくる。


さて、本を読んでいると、

大正当時の風景や心情が鮮やかに伝わってくるように思う。


僕もそんな風にこの小説を書けたらいいなと思う。


もちろん僕に谷崎潤一郎のような文章が書けるわけが無いのだが、

せめて自分に嘘をつかずに、

今の自分の心情や経験をなるべく正確に記述したい。


やっぱりカッコつけたくなって、

現実よりも自分の理想や自分がかっこよく見える風な脚色を盛り込んで書いてしまうことがあるけれども、

それではリアルじゃなくて、

書く意味がないから、

本当に本当に自分が感じたことを、

色あせないうちに書き留めていきたい。


そしていつか、僕の文章を目にした人が僕の「今」を知ってくれったらそんなに嬉しいことはない。と思う。

「優樹くん、喉かわいたでしょ」

悠のお父さんがコーヒーを買ってきてくれた。


悠はこの人が愛情を注いで大切に育てたんだ。

自分の元に嫁がせる際は、

忸怩たる思いだったんだろう。


俺は、この人のためにも勝ち続けないといけないし、

悠を幸せにしないといけない。


「ありがとうございます。」

まずは短くお礼を言う。