これは家で全くピアノが弾けなかった約5ヶ月間の戦いの記録である。

 

戦いの記録まとめ↓

 

前回の記事はこちら…

 

ちょっとしたトラブルはあったものの、ほぼ順調に工事は進んでいた。

残る問題は…そう、グランドピアノの搬入問題だけである。

 

↓グランドピアノ搬入ですったもんだしている記事

 

 

 

↓あまりに悩みすぎて、父母にピアノを搬入してもらう夢まで見る始末…

 

防音室のドア枠ができた時点で下見をしたい

との運送会社の申し出により、まだまだ工事真っ只中ではあったが、いよいよ下見の日がやってきた。

 

遡ること2週間前(工事開始前)。

 

私「うう…ピアノが入らなかったらどうしよう」

組長(=汗かき夫)「まだ言ってる。絶対入るって」

私「絶対入るって下見の日まで毎日言ってほしい」

組長「うっざ!」

 

組長「俺が絶対に入るって言ってるのは、別に搬入の技術とかはどうでもいいの。この状況で運送会社もYAMAHAも搬入できないって絶対に言えないから」

組長「あもさん、運送会社に別にピアノなんてよそで買ってもいいんだって言ったんでしょ?ナイスだよ。そこまで言われて搬入できませんなんて絶対言わないから」

 

私「でもさ…できないもんはできないんじゃ…?」

組長「それならそれでいいじゃん!C3が入ると言い切った建築事務所に費用を全額弁償させて、C2を買えばお安くすむ」

私「私はC3がほしいんじゃ!!!!」

 

下見の前夜。

工事中のドア枠の前でゴソゴソしている私に組長が声をかけた。

 

↑このドア枠の前に座り込んでゴソゴソ…

 

組長「何やってんの?」

私「本当にピアノを立てて入るのか、ピアノの幅のサイズに切った紙を置いてシミュレーションしてんの」

組長「…アホか笑」

 

そして運命の日がやってきた。

問題が起きた際、私一人じゃ対応が不安すぎる…

とあらかじめA建築士さんには一緒に立ち会ってもらうように頼んでいた。

 

A建築士さんは工事の進捗状況の確認も兼ねて、下見の1時間も前に来てくれた。

 

私「わざわざすみません><」

A「全然大丈夫ですよ!入れてくれるといいんですが…」

 

と言いながら、A建築士さんはピアノの幅に切った紙を取り出し、ドア枠の前に置いてシミュレーションをしていた。

 

私「私もそれ、やってみました笑」

A「図面上は全然入るんですが、念の為実際のドア枠で確認するために持ってきたんですけど…」

私&A「余裕で入るんですよね…ピアノを立てれば……ね」

 

 

ピンポーン…

 

私「あ!来た!」

A「いよいよですね!」

 

YAMAHA営業とZ運送さん(2人)がやってきた。

とてつもなくでかいモノを引っ張りながら…

 

私&A「えっ…そ、それは何?」

営業&運送屋「C3と同サイズの模型を持ってきました!」

 

私たちが驚いた「とてつもなくでかいモノ」とは、ウレタン製のピアノの形をしたC3の模型だったのである。

 

A「シビアな現場だと模型が出てくるんですね…初めて見ました」

 

写真を撮ろうかと一瞬思ったのだが、運命を左右するこの状況で「写真撮っていいですか」なんて呑気なこと、とても言える状況ではない笑

 

その模型を使用して、搬入のシミュレーションをするZ運送さん二人。

ああでもない、こうでもない、と模型の長手を下にした、通常搬入の方法を試すべくひたすら四苦八苦。

 

 

↑この長手を下にする形でドアの前で四苦八苦。

 

 

私&A(なぜ立ててくれないのか…)

とお互いが内心思っているのを感じ取る。

 

↓短手を下に立てて搬入すればラクラク入るのに。

 

 

四苦八苦しながらシミュレーションする運送屋さんの様子を見ていた大工さん、

 

「ピアノ、立てればいいんじゃないすか?そしたら全然入るっしょ?そっち側を持って、こうしてこう!!」

 

と運送屋さんに搬入の指示をしていて、あもちゃん、めっちゃウケたꉂꉂ(๑˃▽˂๑)

 

そんな大工さんの言葉を無視して(笑)、運送屋さん二人は作業を続け、そして何か話したかと思うと遠巻きに見ていた私を呼んだ。

 

運送「ここの鍵盤部分がですね…うんたらかんたら」

 

運送屋さんの小難しい話を右から左へ受け流しながら、近くで模型を見ると、ウレタン製の模型、88鍵ではなかったものの簡易的な鍵盤まで再現していた。

 

私(鍵盤、ちゃんと作ってあるんだ〜)←話、聞けやw

 

運送「…というわけなんです…」

私「で、結局、入るんですか?」

 

せっかちあもちゃん、丁寧な説明はどうでもいいから結論を急ぐ。

 

運送「ギリギリですが、大屋根(ピアノの屋根)を外して通常搬入方法で搬入できます」

 

う…

う……

うわーーーーーーーーん ๐·°(৹˃ᗝ˂৹)°·๐

よかったよう〜〜〜〜〜 ๐·°(৹˃ᗝ˂৹)°·๐

私の悪夢が終わる〜〜〜 ๐·°(৹˃ᗝ˂৹)°·๐

 

私「ほんとですか!?ありがとうございます!!」

 

ヘナヘナヘナ〜〜〜

安心しすぎて腰が砕けたかと思った笑

 

これで無事搬入してもらえることが決定したのだ。

しかもリスクがあるとかいう、鍵盤を下にしてピアノを立てる方法ではなく、通常搬入で入れると言うではないか。

 

あんな長くてでかいもの、通常搬入でどうやって入れるの?

と思ったが、入れるというのだから入れるのであろう。

(結論から言うと、本当に通常搬入で入れたのだ。それはもうすごかった。その話はまた後日…)

 

ピアノの選定日と搬入日の確認をして下見は終了、YAMAHA営業と運送屋さんは帰って行った。

 

A「あもるさん、良かったですね!」

私「一時はどうなるかと思いました。しかしどうでもいいけど、意地でもピアノを立てようとしないんですね」

A「ほんとですね…」

私「⚪︎⚪︎さん(大工さん)の『立てればいいんじゃないすか?』には笑いましたけど」

A「私も笑っちゃって、もっと言えって思いました笑」

私「私も〜笑」

 

これでもう心配事は無くなった。

あとはひたすら防音室完成、そしてピアノ購入のゴールへ突き進むだけであった。

 

次回はグランドピアノ選定のお話ダヨ!

 

「防音室、そしてピアノが我が家にやってきた〜その25〜」へ続く…