マジで鯉になる1週間前。 | 感傷的で、あまりに偏狭的な。

感傷的で、あまりに偏狭的な。

ホンヨミストあもるの現在進行形の読書の記録。時々クラシック、時々演劇。

※ピアノ話についてのおさらい

20年という長い空白期間を経て、2018年1月からピアノレッスンに通っています。

(登場人物)

 モネ先生=私の現ピアノの先生

 

 

前回からの続き…

 

最後の人前練習で、ヒシヒシと感じた実力不足(今更)。

そしてホールで弾いてみてわかったこと。

やっていいミスとやってはいけないミスがある。

特にホールだとミスが目立つぅぅぅ。濁った音がキッタねえのなんのって。

ミスを気にするあまり演奏が疎かになってもいけないが、ミスはないに越したことはない。

 

とにかくまだまだ弾きこみが足りぬ、と部分練習をしながら、通し練習も増やしていった。

テンポはとりあえず無理せず。

を徹底して練習をしていると、先日までギリギリだったテンポでも余裕を持てるようになってきた。

忍者修行を現実に体感する~(麻の苗木を毎日飛び越えるうちに…ってやつ)。

余裕を持てるようになると、ようやく音の細部に神経を使えるようになってきた。←1週間前に言うことではない。

練習って大事だなあ。

 

そしてあっという間に、大人のピアノ愛好家の会のビッグ企画、大御所先生にピアノを見てもらう&アドバイスをもらう日の1週間前になった。

モネ先生にとっては例のごとく内緒(あもの呼吸 壱ノ型、隠蔽)なのでいつものレッスンだが、私の中では本番前の最後のレッスンであった笑

 

↓今一度ここでなぜ内緒なのかを振り返ってみましょう笑

 

モネ「あもるさん、お話があります。」

 

あ、出た。

それ、いつものやつだ。

 

私「発表会ですね。」

モネ「そうです笑」

私「え~!どこでやるんですか〜!*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*」

 

私がワクワクしたのも当然のこと、だって前回はあの泣く子も黙る天下の⚪︎⚪︎⚪︎ホールだったんだもの!

↓詳細はこちら〜

うちのポンコツ教室が(たとえヨソの教室とかと合同であったとしても)あんなところで開催するとか、ようやくやる気を出してくれたか、と感動したもんよ。

 

モネ「あ〜それが〜…」

 

話を聞いたら、なんかそこらへんのピアノカフェだった…

 

私「( ̄д ̄)えー」

 

しかもまたいつものごとく、数ヶ月先。

1.5ヶ月しかなかった以前のことを考えると、まだマシと感じた私は完全に麻痺している。

そして天下の⚪︎⚪︎⚪︎ホールとは言わずとも、なぜ普通にホールでやらないのか。

私はいいけど(よくないけど)、子供たちにはホールでの演奏を経験させてあげたいよ。

ポンコツ教室、あっという間に振り出しに戻る。

天下の⚪︎⚪︎⚪︎ホール開催は1000年に一度の奇跡だったのだ。まぼろしぃ〜。

 

モネ「で、ですね…」

 

モネ先生の話には続きがあった。

なんとモネ先生、前回の発表会で合同でやった教室から声をかけられ、掛け持ちでそちらの指導もすることになったというではありませんか!

 

モネ「あちらの教室は一定周期で、しかもホールで発表会をするので、今後はあちらの発表会に出ませんか。もう来年の予定も決まってます(今年は終わった)。あ、あもるさんが所属する大人のピアノの会の発表会もきっと一定周期であるでしょうから、あちらの教室と愛好家の発表会を中心に、今後のレッスン計画を立てましょう。」

私「あのぉ~数ヶ月先のうちの発表会は…?」

モネ「出ても出なくてもいいですよ。」

 

モネ先生とは無関係の、私が個人的にお世話になっている愛好家の会も念頭に入れてくれている一方、うちのポンコツ教室が完全に除外されていることに笑った。

 

私「今ちょうどサン=サーンスを弾いているから(会場のサイズ感だと騒々しい曲だが)、出ようかな。」

モネ「いいですけど、多分本番まで時間が余ると思うんですよね。結論は今日これから聞いてみてから、ですが。」

 

そしてレッスン終了。

いくつか改善点を指摘されつつ…

 

モネ「劇的によくなりましたね。ビックリ!こうしたい、という意図を感じられるようになってきましたよ!」

私「わあ、よかった!」

モネ「ん~。やっぱりこのままだと1ヶ月かからず仕上がりますよ。」

 

…1ヶ月…とりあえず来週本番…笑

充分な仕上がりには届かないまま本番を迎えるってことで~><

 

あ~だこ~だ話し合った結果、数ヶ月先の発表会には出るが、どう考えてもサン=サーンスだけで数ヶ月モチベーションを保ち続けることは難しいから(私の性格上)、来年の発表会を念頭におき(実際に出すかどうかは今のところ未定)、あもちゃんがかねてより希望していた

 

ベートーヴェン ピアノソナタ第22番(全楽章)

 

を少しずつ並行してやることになりました!!

 

ソナタ、そう、また全楽章とおしであります。地獄再び。

(単楽章をレッスンする人も多い中(実際私も若い頃はそうだった)、モネ先生はソナタは全楽章とおしが基本…死ぬ)

だが地獄の苦しみも4度目ともなると慣れてくるというか、やり方が見えてきたのでそこまで苦痛を感じなくなった。…こともないが(笑)、痛みにも耐えられるようになった。

地獄の沙汰も数次第。

しかもしかも、このソナタは2楽章(合計約10分~12分)しかない変わり種。

全2楽章なら、なんとかイケル!気がする!

 

1週間先の本番しか視野になかったが、1年先のことまで急にバタバタと決まる。忙し、忙し。

はぁ~ベートーヴェンかあ。

ひっさびさやなあ。

 

…ハッッ!

サン・サーンスのこと、一瞬、忘れてた!

三歩歩くと忘れる鳥頭、1年以上先のことに思いを馳せ、目の前のことをすっかり忘れる。

まずは1週間先の本番に集中せねば。

 

サン・サーンスをギリギリまで仕上げ(に近い状態に)まで持って行きつつ、ベートーヴェンの譜読みスタート!

死ぬかもしれん。

ただそれまで並行してやっていたバッハが終わり、しばらくの間保留になったのでとりあえずはよかった。そんなに同時には見れんて。

 

まな板の鯉、捌かれる。に続く。

いよいよ本番当日です。

(準備段階の大騒動に比べて、本番当日の記事は多分アッサリの予定。

 まな板の鯉の解体ショーの模様をお届けします笑)

 

<おまけ>

サン=サーンスのレッスン中、モネ先生の名言がツボだった。

再現部直前に、♯4つが一気に落ちる箇所があるのだが、

 

転調キターーーーー!!!

とだいぶ前から張り切って鼻息荒く演奏しておりましたらば

 

モネ「ここの右手は流れるようにスマートに。頂点でぶつ切りにしないで。」

私「転調だからと思ってぇ~」←言い訳あもちゃん

モネ「転調の意識はもちろん大事ですよ。♯4つが一気に落ちるなんて大事件ですから。」

 

大事件(笑)!!!!

 

要するに

 

聴衆にオッと思わせる大事件発生現場をそんなに早くから明かさないで。

明かしたときもそんなにわざとらしく披露しないで。

 

何事も黙っていられない、サプライズに最も向いてない大根女優あもちゃん、厳しく演技指導をされたのでありました。

 

こちらが♯が4つが一気に落ちた事件現場となります(青矢印部分)。