表参道に用事があり、たまたま通りかかったヨックモックミュージアムに寄ってみますれば
ヨックモックミュージアム開館記念第4弾「ピカソ いのちの讃歌」をやっていた。
こちらの展示物は基本、写真撮影OKであったが(生前のピカソの動画などは撮影禁止)、
撮ったところで写真を撮ったまま整理せずグチャグチャになるに決まってるし、
それならば…ととにかく目に焼き付けておくことに徹した。
その甲斐もあって、元々あまり期待していなかったのだがとっても楽しめた。
ピカソの制作した陶器がいちいち可愛い♡
見よ!この可愛さ♡
生き物が特にいい。
鳩や梟、あとは闘牛の様子を描いたものも良かった。
さすがピカソ、スペイン出身ということもありまして、闘牛が大好きだったらしい。
なかでもマタドール(牛にトドメを刺す主役の闘牛士)ではなく、
ピカドール(馬に乗り槍で牛を刺す(牛を興奮させる)役目の闘牛士)に憧れていたとか。
なので陶器の絵もピカドール多め。多めというかピカドールばっか。
大量の可愛い陶器に囲まれて、ステキな時間を過ごし、
展示の最後に、制作中のピカソを撮影した貴重な動画(上映時間約10分くらい?)を見ると、
一般の陶工さんに混ざって、粘土をコネコネするピカソがそこにはいた。
陶工さんがお皿や水差しの形を作り、それにピカソが手を加えて作品を完成させる。
これが基本的なスタイルなのだが、モタッとした水差しの形をした粘土の塊を陶工さんがピカソに手渡すと、彼は光の速さで粘土を捻り、美しい女の人が出てきた。
まさに出てくる、と言う表現が相応しい。
そして最後に粘土の女をムニっと押すと、柔らかな膨らみのある臀部が現れた。
天才かよ。いや、天才なんですが。
その後のインタビューの中でピカソは
作品を作っているのではない。作品を外にとり出しているだけだ。
と言っておりまして、スペインの夏目漱石!と一人ツッコミしておりました笑
第六夜より
「あの通りの眉や鼻が木の中に埋っているのを、鑿と槌の力で掘り出すまでだ。」
ヨックモックミュージアム所蔵の作品について、解説サイトがあったのでご参考まで。
このサイトの中でも、ピカソの陶器が可愛い、と言われてて、わかるぅ〜と思いました!
あの絵柄は女心をくすぐるのだろうか笑
ミュージアムにはヨックモックカフェも併設されていたのだが、
その前に遅いランチ&デザートを食べていたのでカフェは断念。
次にミュージアムに行く時は空腹で行こう。
キッシュを食べて〜
デザートにアップルパイをいただきました。
アップルパイが売りのお店だったのだが、私はキッシュの方が美味しかった!
それにしても食べ過ぎた。
まだまだ暑いが、芸術の秋、食欲の秋の到来。