世界で1つの嫁入り道具。 | 感傷的で、あまりに偏狭的な。

感傷的で、あまりに偏狭的な。

ホンヨミストあもるの現在進行形の読書の記録。時々クラシック、時々演劇。

最近、たまたま見つけたチャンネルが面白くて、高校時代の世界史なんぞを思い出しながら(大して覚えてないけども笑!)よく見ている。

 

チャンネル名:咲熊

世界の王妃様、お姫様、愛妾さんのお話をまったり語っているチャンネルだそうです〜。

オープニングの自己紹介のバックに流れる曲がショパンの猫のワルツ(op34-3)でこれまた好印象。(ピアノ再開時に初めての発表会で演奏した曲のうちの1つ〜懐かしい〜)

 

この動画をランダムに見ているのだが、どこかで必ず

あ〜あの人のお母さんがこの人なんだ、とか

あ、この人のお父さんってあいつだったんだ〜

などと繋がっていて

今のヨーロッパの王家ってほとんど親戚なんじゃね?

って思うくらい、お姫さんがあっちこっちに嫁入りしてて、ゴイスー!

しかも国同士の思惑あっての政略結婚がほとんどだから、なかなかのドロドロ。

 

そんなドロドロの動画多めの中でステキな動画があったの〜。

 

 

ポルトガルのお姫様だったバルバラちゃんが、スペイン王家に嫁いだお話。

詳しくは動画を見て貰えばわかるのだが、とにかく賢い!そして心が大きく温かい!

自分の欠点(天然痘罹患により顔面が・・)を自分の長所、知性で補って強く生きていくバルバラちゃんの姿に私は感動した。なんなら泣いた。

 

常々私は言っている、知性は人を救う、という言葉。

この思いを体現した人がここにいたとは〜!!

 

そして私の一番お気に入りの話がこれ。

私の大好きなドメニコ・スカルラッティがバルバラちゃんの音楽の先生だったって話よ。

 

いや、すごすぎん!?

う・・羨ましい・・・

 

↓スカルラッティのこのソナタは弾いた記憶あり。いきなりK1から名曲。

 

 

そして何がすごいって、バルバラちゃんがスペインに嫁いでいく際、スカルラッティ先生も一緒にスペインに同行してること!!

いくら金を積んでも手に入らない唯一無二の嫁入り道具!!!!!

 

結婚後に夫婦でスカルラッティ先生に師事して、音楽を愛する夫婦になっていくのもいい!

音楽に全く触れてこなかったスペインの王子様が、拙いながらも楽器に触れて、音楽を奏でる喜びに目覚めていく過程がすごくステキ。

夫婦で音楽を楽しんでいる姿を想像すると微笑ましい。

音楽って人生を変えることができるのだ。

スカルラッティって本当にいい先生だったんだろうな。

 

スカルラッティは猫のフーガなるものを作曲しているそうです・・

ショパンの猫のワルツといい、猫の曲多くね?

犬派のあもちゃんとしては、犬の曲も聴きたい!

(ショパンは子犬のワルツも作ってるけど、猫のワルツの方が好き・・ジレンマ!)

 

↓猫のフーガ(スカルラッティ)・・ん、まあ、曲としては・・まあまあでしょうか笑