もう ぬげない | 感傷的で、あまりに偏狭的な。

感傷的で、あまりに偏狭的な。

ホンヨミストあもるの現在進行形の読書の記録。時々クラシック、時々演劇。

 

もう ぬげない もう ぬげない
1,058円
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(あらすじ)Amazonより

ふくがぬげなくたって、なんとかなる!?

人生の悩みごとは、ヨシタケ流ユーモアでのりこえよう!

ふくがひっかかってぬげなくなって、もうどれくらいたったのかしら。

このままずっとぬげなかったらどうしよう。でも、なんとかなりそうな気もする・・・!

さて、どうする??

 

◆◇

 

抱腹絶倒のおもしろさ!!
大爆笑しそうになりました・・・(書店だったのでかろうじて堪えた!)。


本の町西荻窪で、いい1日を。」で『あるかしら書店』に出会って以来、あもちゃん注目の絵本作家のヨシタケさん。
このたび「小学生がえらぶ!“こどもの本” 総選挙」ではヨシタケさんの作品が4作もランクイン!
いずれも読んでみたいわ~、と思っていたのだが、このたび本屋に長居する用事があったので(後日記事アップ。アルゲリッチと美智子皇后陛下のご尊顔を拝謁して参りました)、並んでいたヨシタケさんの作品を片っ端から立ち読みしたのだが、この作品が一番ツボであった。
この作品は買いたいなあ・・・ダッコマンもモチコも喜んでくれるかなあ。

この作品は「小学生がえらぶ!“こどもの本” 総選挙」には入っていなかったが、内容が幼児対象だったからかもしれない。

しかし大人である私がハマってしまったのはな~ぜ~笑

表紙のイラストでわかるように、内容は「ぼく」が服を脱ごうとしたら脱げなくなってしまって、そこから色々妄想が始まって・・というヨシタケワールド全開の物語なのである。
思えば「あるかしら書店」も妄想書店だった。


ちなみに「ぼく」は服を脱ごうと考えた末の行動(何をしたのかは伏せます)が大失敗。
その失敗をやらかしたときのシュールなイラストと、「ぼく」の台詞に果てしない絶望を感じ、私は大爆笑してしまった、心の中で。

家だったら間違いなく腹抱えてケタケタ笑ってたと思う。

あまりにおかしくて、かわいくて、待ち合わせた汗かき夫にも読ませたくて書店まで連れて行って無理矢理読ませたほど。
私ほどではなかったが、んふふって笑っていた。

 

そしてもう1つ、気に入った作品をご紹介。

 

これ、おもしろかった。

なつみ、サイコー!!

心の底からかわいくてかわいくて、いとおしかったです。

 

 

りんごかもしれない りんごかもしれない
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言葉遊びとして読む分には面白かった。らんご/りんご/るんご~

でも絵本として読むには内容はなかなか難しいと思った。

小学生がえらぶ・・の3位にランクインしたということは、絵本というより児童文学としてみんな読んだのであろう。納得。

 

こちらもまたハートフルな絵でありながら内容がか~な~り~難しい。

そしてちょっとお説教くさいのが、わたし的にはムムム。

でも「死」というものがなんとなく理解してきて、その曖昧さに恐怖を覚えつつある小学生には死後の行き先、天国と地獄、そして今を一所懸命生きる指南書としてちょうどいい内容なのかもしれない。

 

 

こねてのばして こねてのばして
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かわいかった。

空白が多くて、色々考えることができる。

 

 

 

 

 

子供のための作品・・というより、親のための禅問答集みたいな感じであった(笑)

 

どんだけ本屋で立ち読みしてるんや・・と思われそうですが、ほんとおっしゃるとおりなのですが笑、自分のための本も数冊買い込んだのでご容赦いただきたいす~