桃塔巡礼の旅〜第1日目①〜 | 感傷的で、あまりに偏狭的な。

感傷的で、あまりに偏狭的な。

ホンヨミストあもるの現在進行形の読書の記録。時々クラシック、時々演劇。

平成28年10月1日〜2日、後輩ともともが東京弾丸ツアーにやってきた。

 

これまでの話はこちら・・『桃塔巡礼の旅〜前夜〜

 

前日落とした定期を再発行するため、東京駅に行き、その足で待ち合わせ場所の

エシレ/ECHIRE』へゴー!

 

エシレに向かっている途中、ともともから

「今、到着したので先に並んでます!」

との連絡が入った。

 

朝イチ(10時開店)での待ち合わせなのに、もう並んでるんだ〜

と早足で向かいますれば・・・

 

 

ああ、ほんとだほんとだ。店の前に行列ができてるわ〜。

 

と行列に向かって行くと、いくら探してもいないではないか。

 

私「あれ〜?ともとも、先に来てるって行ってたのに・・・

  あ?・・・道路の向こうに見えるのは・・・?」

 

ぎょぎょーーー!!!行列はこれだけじゃなかったーーーー!!!

ちょっと離れたところにさらに行列の続きができていた・・・

 

う・・嘘でしょ。

と思いながら2つめの行列に向かって行くと、ともともがおりました・・・。

 

 

私「やっ!お待たせ・・・こっちにも行列ができてたとは知らなかったよ。

  向こうでともともを探しちゃったよ・・・」

と「私もびっくりしました〜」

 

私「これからの予定なんだけどさー。エシレの後、時間があれば

  ホテルに荷物を預けてからジョエルロブションに行きたいんだけどさ〜」

 

↑「ついていくだけのお仕事」&「ともともの代わりに感情を表現するお仕事」

に、このたびめでたく、ホテルを予約するお仕事が追加されました!

 

と「この行列だとちょっとムリかもしれませんね〜」

 

長時間列に並んだ末、ようやく店内に入れた!

 

商品を前に悩むともとも。

 

またつまらぬものを、しかも大量に買ってしまった・・・。

 

こうやって超高カロリーなもんを食べまくるから、ブクブクブクブク太っていくのよー><

 

結局店を出たのは45分後。

こりゃランチに間に合わない。というわけで、荷物をガラガラ引きずりギロッポンへ!

 

◇◆

 

ジョエルロブションに行くにあたって、ともともから事前に言われていたことがあった。

と「ドレスコード的なものを決めません?

  スカーフとかの小物で統一するとか、スカートとかワンピとか。」

私「いいね!なんかイベントっぽくて楽しそう!!」

と「ご希望はありますか?」

私「ナイ。ともともが決めてちょーよ。」

と「わかりました〜。」

 

そして後日送られてきたスケジュールに書かれていたドレスコード。

 

「イヤリングでお願いします。」

 

まさかのイヤリング(笑)!

 

まあ、2人ともピアスの穴はあいていないのでイヤリングしかありえないのだが、

私、1つも持ってないんですけど〜。

(大昔は大量に持っていたが、ある時、急に気に入らなくなってポイ・・)

というわけで、それらしいのを買って当日を迎えたのであった。

 

と「ほうほう、ジョエルロブションとはここなんですね〜。」

 

耳にドレスコードのイヤリングが光る!

 

私「さあさあ、私が案内するよ!」←予約したのはともともですが!

(見えづらいが私の耳にもイヤリングがプラプラついているのだ〜)

 

と「先輩の今日の装いはハロウィン意識ですか?」

私「は?なんで?」

と「黒のロングスカートに黒のタイツが魔女っぽいから・・・」

私「あ〜ん??魔女だ〜?んなわけなかろ!!!精一杯のおしゃれだっつーの。

  先輩に対してひどすぎるっっ!!わーん!!!!」

と「えっ。褒め言葉ですよぉぉぉぉぉぉぉぉ。」←ぉぉぉの数が!

 

ど〜こ〜が〜〜〜〜〜!?

 

黒と赤を基調にした店内。

 

食前にシャンパンを頼んだ私の前にボトルが置かれた。

 

私「わあ!ボトルがでっかい!!」

ソムリエ「業務用のサイズなのでなかなか見ないサイズですよね。

     大きいほうが美味しいと言われてるんですよ。」

私「へー。ご飯もたくさん炊いた方がおいしいもんねえ。」

と「はあ。」

ソ(はあ。)

 

ソムリエさんのあの顔は絶対に、ご飯と一緒にすな!って顔だった!!

 

私「しかし瓶だけ撮ってもイマイチサイズ感が伝わらないなあ。」

ソ「あ、そしたらグラスを横に置くといいですよ。」

私「あ!そうですね!」

 

私&と「グラスもでかいから結局わかんない・・・笑」

 

私「これを撮ったら、ご飯と会話に集中するよ!」

 

と「あじわいましょう!!」

 

汗かき夫絶賛のガスパチョ!を今回も食す。

 →汗かき夫絶賛の様子はこちら。。『その名も偉大なカメハメハ。

 

と「汗かき夫さんが言うとおり、ほんとおいしいーーーー!!!!」

 

2日間東京を食べ歩いたが、結局このガスパチョがベストフードだったそうである。

わかる〜。

無類のガスパチョ好きの私が食べてもおいしいもん!日本人好みにしてあって食べやすいし。

 

赤ワインを追加して食事を楽しむ。

 

私「あ、そうだ。原田マハ『暗幕のゲルニカ』の感想を聞かせてくれるんじゃなかった?」

と「あ、そうでした。」

 

暗幕のゲルニカ暗幕のゲルニカ
1,728円
Amazon

 

ちょっとしたミスで「暗幕のゲルニカ」を2冊買ってしまった私。

あもる一人直木賞選考会中に、ともともが

私も直木賞発表前に読んでみた〜い

というので、1冊をあげたのであった。

 

あれから約3か月。結局直木賞前に読むことができなかったらしいが、

その後ちーーーっとも言ってこないし、私もす〜っかり忘れておりました。

 

と「面白いと思ってたんですけど〜どうしても途中で寝ちゃって前に進まなくて〜」

と「ほら、あれって、現在と過去が交互に出てくるじゃないですか〜」

と「途中で読むのをやめると次に読むときよくわからなくなってて〜」

と「あれよあれよという間に時間が経ってて〜」

と「気づけば東京旅行の日程が迫ってて〜」

と「もらった以上、会う前に読み切らねば!と思って頑張って読みました!」

 

という永い言い訳を聞いたあと、ようやく作品の感想を聞くことができた。

 

 

と「すご〜くおもしろかったです。序盤はなんかアレだったんですけど、

  だから『ダ・ヴィンチ・コード』みたいって言っちゃったんですけど、

  全然違ってました!」

私「えー。私は序盤で「これは直木賞受賞間違いなし!」って思ったのに〜」

←そして見事に外す、という様式美。

 

私「でもまあ、とにかく面白いって思ってくれただけよかったよ〜。」

と「で、アレ持ってきてくれました?」

私「ああ、持ってきたよ!単行本だから重いけど頑張って持ってかえってね。」

 

「暗幕のゲルニカ」をお気に召したともとも、作者である原田マハが気に入ったらしく、

『楽園のカンヴァス』を貸してくれ、と旅行前に言われていたのであった。

 

 

 

『楽園のカンヴァス』は前の作品だからすでに文庫化されているらしい。

 

と「わー。楽しみだなあ〜。」

私「面白いよ〜。でも『暗幕のゲルニカ』に比べると読みにくいかも。」

と「えっっっ・・・」

私「いやいや、面白いは面白いから!暗幕のゲルニカと同じ絵画ミステリーでね。

  ただ暗幕のゲルニカみたいにテンポよく進まないからそう言っただけよ。」

と「・・・・」

 

つーか、お前も国文科やろ!それくらい頑張って読めや。

 

そして現在10月下旬。

ともともからは、原田マハのハの字も聞いていない。

 

なんだかんだでゆ〜っくりご飯を楽しんで居りますれば、遠くから歌声が。

 

「*+`&%$#"!"#$'&'()|0(&$#""〜〜♪」←フランス語

 

よくわかんないけど、ハッピーバースディと歌ってくれていることだけはわかった!

周りのお客様からも拍手喝采が〜。

 

私「あ、どもども。あ、どもども。」

 

360度くるりと回って、皆様からの拍手に応える私。

 

ともともが予約した際に、私の誕生日ランチだ、と伝えたところ ←だいぶ早いが。

歌を歌ってもよろしいですか?

と聞かれたらしい。

 

イケメンズに祝辞を述べていただき、庶民の皆(←コラッ)から拍手をもらい、 

わらわは満足じゃ〜。よきにはからえ〜。

 

ムーディな店内から夜感がハンパないが、真っ昼間です!

 

お誕生日おめでとうって書いてあるんだと思う!

 

ともともからはプレミアムチケットが!

 

私「プレミアムチケット・・・肩たたき券的な?」

と「あはは笑 それでもいいんですけど、ショッピングとかしたときに、

  これ欲しいってのがあったら私に言ってください!プレゼントします!」

 

まあ、そうなの。じゃあ目を皿のように見開いて血眼になって探さなくちゃ!

 

そしてコースのデザートも食べ終わったところで、さきほどの誕生日の歌の際、

店側から撮ってもらった写真がプレゼントされた。

 

私「やっぱりこの写真も夜感がハンパないけど、ステキな思い出になった〜♪」

と「よかったです〜♪」

 

約2時間半かけてゆっくりランチを楽しんだ後は、まずはホテルへチェックイン!

その様子はまた次回・・・。