ひゃくまんさんを訪ねて112里。〜1日目・前半〜 | 感傷的で、あまりに偏狭的な。

感傷的で、あまりに偏狭的な。

ホンヨミストあもるの現在進行形の読書の記録。時々クラシック、時々演劇。

※東京〜金沢が約450キロ、1里=約4キロで計算してます。

 

9月上旬、汗かき夫と2泊3日で北陸を旅することになった。

 →前夜までの様子はこちら・・・『ひゃくまんさんを訪ねて112里。〜前夜〜

 

いつ台風が来てもおかしくないと言われていた朝。

やはりすこ〜し雨が降っていた。

 

これくらいなら駅まで走っていくぜーーー!!!!

(駅に着いてしまえば傘要らず。傘を持ち歩きたくない一心で濡れる。)

 

とばかりに荷物を抱えて2人でダッシュ。

 

そして無事、新幹線に乗車。

 

 

北陸新幹線「はくたか」はこちらでーす。

朝7時台の電車なのにすでに満席だそう。

 

 

あもちゃんお手製の「旅のしおり」を広げて予習に余念がない私。

(海外旅行もそうなのだが、行きの交通機関内で一気に予習するのが常。)

 

 

軽井沢を通過したあたりから、晴れて来た。

 

 

目的地「黒部宇奈月温泉」に到着した頃には、ピーカン。

帽子を持ってきていて正解であった。

 

事前に本日お世話になる旅館に迎えにきてもらえるよう手配してあったので、

そのまま旅館の車に乗ってレッツラゴー!

 

そして運転手さんに荷物を預け、私たちはトロッコに乗ることに。

(トロッコの始発駅「宇奈月温泉」まで私たちを送り届けてもらい、

 荷物は旅館に運んでくれるようお願いしておいた!)

 

 

黒部峡谷トロッコ電車の始発駅「宇奈月温泉駅」。

 

出発まで時間がない中、写真をパチクリ撮っていると、駅員さん(写真の人)が

 

「2人で来たって証拠に撮ってやろう!カメラを貸してみな。」

 

と2人の写真を撮ってくれました!

(ムッサイおじさん(=汗かき夫)が映っているのでその写真は省略。)

 

やだー。なんだか旅の最初からステキな感じがする〜。←単純!

 

 

トロッコに乗ったよー!

 

謎「皆さ〜ん!ようこそ黒部峡谷へ!」

 

私「あれ?このトロッコのナレーション・・誰の声だっけ・・?」

 

「わたくし、室井滋です!」

 

私「あ、そうだそうだ、室井滋だ。」

 

終点の欅平までの1時間半、室井滋さんのナレーションで楽しく過ごす。

 

 

出発して間もなくトロッコから見える赤い鉄橋がいい感じ。

 

 

「ホテル黒部」の従業員が手旗信号を振ってくれていることに気づいた。

 

私「気をつけていってらっしゃい!って言ってるね。」←嘘。

汗「ほーん」

私「ありがとーーーーー!!!!(ぶんぶん)」

 

とむちゃくちゃな手旗信号を振り返しておいた。

 

 

ドイツの古城をイメージした建物や・・・

 

 

キラキラの緑のトンネルをくぐり抜け・・・

 

 

スモーキーなグリーンの湖や・・・

 

 

エメラルドグリーンの湖を眺めながら・・・

※湖がこんな色になるのは、水底までの深さが大事なんだそう。

 室井滋さんがそう言っとった!

 

 

終点にようやく到着〜。

(全体的に行きは右側に乗った方が景色が楽しめる気がする。)

 

私「むむむ・・・腰が痛い。ついでに言うとお尻のほっぺたも痛い。」

 

腰痛持ちの人は座布団必須かもしれん。

 

そして改札に向かうためホームを歩いているとあちこちからこんな声が。。。

 

「カビゴンいた!」

「うおー!カビゴンいる〜!」

 

ポケモンGO!だと、欅平にはカビゴンがいるようです。

カビゴンはレアなのかしらん?

皆さん、結構賑やかにカビゴン発見!と騒いでおりました。

 

 

旅行ハイになって忘れてしまわないうちに、

ダッコマンに黒部峡谷鉄道限定のトロッコ電車をゲットだぜ!

 

腹が減った腹が減ったと汗かき夫(別名:妖怪クワセロー)がうるさいので、

まずは腹ごしらえ、と欅平の食堂にて食べることにした。

 

富山と言ったら白エビ、金沢と言ったらカレー。

というわけで私は白エビカレーを頼みますれば・・・

 

 

白海老が2尾だけーーーー!!!!

(皿の端っこにいます。福神漬けの方が多い!!!)

 

私「これで800円・・・」

 

若干お値段に文句が出そうになったが、

トロッコできっとカレールーを運んでるんだ、仕方ねえ。

とモリモリ完食いたしました。

 

帰りの電車まで1時間ほど。

欅平周辺を散策することにした。

 

 

「奥鐘橋」を下から見上げる。

 

山の天気は移ろいやすい。

あんなに天気がよかったのに、少し曇ってきた・・・。

 

 

足湯も楽しむ。

 

 

私「ひぇっっ。あっつ!!!!!」

 

あとから旅館の仲居さんから聞いたのだが、宇奈月温泉は温度が高いらしい。

 

 

下から見上げていた奥鐘橋を渡る。

その先にあった看板が・・・

 

 

なにげに怖い(笑)

 

危ないんだぞーっ!

怖いと思ったらここで引き返してください!

落石とかあっても自己責任!!!

 

とか書いてます。

 

あもちゃん、落石に責任は持てないので、

ちょっとだけ先に行って引き返してまいりました。

 

 

特にすることはなくなったので、トロッコの出発の時間までの間、

欅平の展望台からのんびり眺望を楽しんだ。

 

そして出発の時。

あんなにハイテンションだった乗客の皆様、帰りは岩のように黙る。

そう、片道1時間半のトロッコの旅はそれだけで案外、体力を奪うのだ。

 

そんなわけで、ナレーションの室井滋さんも

帰りはわりと言葉数が少ないのであった。

 

 

 

天気が悪くなってきた・・・。

山のあちこちから幻想的な靄が沸き立つ。

 

 

終点宇奈月温泉に到着〜。

行きに撮れなかった駅前を帰りに撮る。

 

 

三越じゃないよ。

 

 

午前中迎えにきてくれた運転手さんに教えてもらったルートで旅館に向かう。

 

 

私「むむ〜。なかなかさびれた・・いや、古い町並みだわ。

  私の実家近くの商店街(シャッター通り)のようだ・・・。」

 

 

疲労しきって早く横になりたい、早く温泉に入りたい、という汗かき夫を

 

チェックインする前に、ちょっとだけ街を散策しようぜ〜

 

と説得して、旅館と違う方向に向かう私。

 

その散策途中の宇奈月公園。

 

ぐうたらな汗かき夫さえいなかったら、

ぜ〜〜〜〜〜ったいに公園に入って散策してたのにーーーー!

 

ああ〜、すっげ〜邪魔だ〜。

だから旅は一人(もしくはアグレッシブな女友達)がいいんだよ〜〜〜〜。

と心の中心で文句を叫ぶ。

 

 

与謝野鉄幹&晶子夫妻の歌碑。

 

私「ほうほう、なるほどね〜。ふむふむ。」←知ったか。

汗「どういう意味?」

私「え!?えーっと〜。。。。

  秋色満開の黒部渓谷の関を越えて、トロッコは進んでいくよどこまでも。

  って言ってるんだよ。」←大雑把すぎ。

汗「ただの事実を言ってるだけじゃん!」

私「文句は晶子嬢に言ってくれ。」

 

蝉丸のあの有名な歌を意識してるんだと思います。

知らんけど。

 →蝉丸「これやこの 行くも帰るも 別れては  知るも知らぬも 逢坂の関」

 

 

汗「なんだ、あれ」

私「あ〜、猿だわ。」

 

2人「え!?猿!?!?」

 

 

私「ふさふさでかわええ♪」

 

日光の凶暴な猿と違い、

私たちのことなど全くかまうことなく、上品な立ち振る舞いで去って行った。

 

スペイン人のなんとかっちゅー彫刻家だかが作った展望台を目指してさらに歩く。

 

 

私「あったあった!あそこまで行くぞー!」

 

 

私「ひえー!なんかきもちわる〜い。」

汗「ちょっと、ここ、大丈夫?木が腐ってたりしない?」

私「さすがにそれはないでしょ。多分・・・・」

 

 

私「下がスケルトーン!東京タワーか!」

   ←確か東京タワーにスケルトン部分があったはず。

 

 

木製の部分が信用ならん、と金属の部分に立つ汗かき夫。

 

私「おい!!!なんだ、その姑息な行為は。自分だけ助かろうってか!?」

 

 

信用ならない木製の部分に私を立たせての記念写真。

 

私「私に多額の保険金とかかけてないでしょうね・・・?」

 

 

生命の危機を感じながら、本日お世話になる旅館にようやく到着〜。

 

次回の記事では温泉に飛び込むぜー!!!!