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昨日のように遠い日―少女少年小説選



もし私が少女時代にこういう良書に出会っていたら

違った読書人生を歩んでいたのかもしれない。



私の読書をする上での欠点は、許容範囲、そして視野が狭いことである。

(それでもだいぶ克服してきている。昔はもっとひどかった。)


なぜなら、この作品のような、ファンタジー要素溢れる作品に

少女時代にあまり出会わなかったからである。

リアリズムばかりを追求していた。←イヤな子供だ。

今の方がよっぽどファンタジーに理解があり、ファンタジーを楽しんでいる。

ファンタジーおばさんと呼んでくれてもいい。



この作品は少年少女に読ませたい短編集である。

しかももう消えていってしまうかもしれない作品である。

私はこの本を子供たちにぜひ読ませたい。


とくに・・・


ウォルター・デ・ラ・メア作「謎」


という作品。

これは少年少女に読ませるには惜しいくらいの秀作。

大人が読んでもううーん、とうなってしまうほどのできばえ。

見事な構成。

最後にキューンっと切なくなる。


少女時代にこの作品読んでおけばなあ~・・・と悔やんでも悔やみきれない。


とはいえ、

この作品だけではなく、いずれもすばらしく、

編者である柴田元幸氏が真剣に、ウンウン悩んで選んだであろう作品15篇。

声に出して読みたい15篇。



つくづく感じる。

子供時代にどういう作品を読むかで、今後の読書人生が決まる。