私がおしゃべりを始めた頃(多分2~3歳くらい?)の話を一つ。
幼いながらに私は思っていた。
「一文字の名詞ってバランス悪い。収まりが悪い。」
と。
具体的な例を挙げると、
「蚊」という単語がどうしても納得いかなかったのである。
そんな私が自分を納得させるために取った手段は・・・
「カがが飛んでる。」=蚊が飛んでる。
「カにに食われた。」=蚊に食われた。
というように、
名詞の後にくる助詞を重ねるというかなり高度(?)なテクニックを用いることであった。
あまりに高度すぎて
カニが人間を食うわけねえだろ、という誤解まで生じる始末。
最初は例のトンチキ母ちゃんも私の間違いをいちいち指摘してくれていたのだが、
私が意志を持って間違えていることに気づいたのか、
あるいは注意すること自体に飽きたのか、
その真相はナゾであるが、
とにかく頑固一徹こだわり幼児の私は放置されたままであった。
そういうわけで、
私の世界ではずいぶんと長い間
「カがが飛」び、「カにに食われた」のであった。
きっとこの頃から私は言語バランスがよかったんだな。←?