銭ゲバ 上 (1) (幻冬舎文庫 し 20-4)/ジョージ秋山
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銭ゲバ 下 (3) (幻冬舎文庫 し 20-5)/ジョージ秋山
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こんなおもしろい本だったなんて!


最初の数ページでこれは買って読まなくてはいけない!と思い、即購入。

帰宅途中に読みふけり、久しぶりに降りるべき駅を乗り過ごした。


なんだこの威圧感は。

なんだこの重厚感は。

なんだこの悲しさは。

そしてなんだこの愛は。


正義とは何か、金とは何か、人生とは何かを

あの銭ゲバこと風太郎を通して全身全霊で作者は問いかけてくる。


風太郎のキャラクターも一貫していて、読みやすかった。

その一貫性が最後の「終末篇」で効いてくるんだなあ。


この作品が描かれたのは1970年。

私が生まれるちょっと前である。

そんな時代にこんな漫画が発表されていたとは。

日テレのHPに「日本中を激震させた問題作」と紹介されていたが、

そりゃあこんな内容だったら激震するわ。


警察の捜査が少々甘いのが気になるが、

今読んでも全く違和感なく読める。

むしろ時代がようやくジョージ秋山に追いついた、そんな感じ。

ただ「終末篇」の終わり方は温かくて、昔のよき時代の香りがするが。



あえて難があるとすれば、

風太郎をとりまく様々な人物や事件が広がりすぎていて

収拾しきれていなかったところが勿体ない。

タネを蒔くだけ蒔いて、放置された感じが・・・。


私としては、さおりお嬢さんのあたりはもう少し描いて欲しかったなあ。

あれはおもしろくなると思う。



ご存じだとは思いますが、この作品は今ドラマで放映中である。

原作で化け物とののしられている風貌の風太郎を演じているのは・・・


あもるくんの日々


・・・。


おい、こら、

いくらなんでもかっこよすぎるだろ。


こんなにかっこよすぎたら、原作をかなり変更しないとまずいと思うんですが、

ドラマはどうなってるんだろうか?

もう2話まで進んでいるようだが、見てみようかしら?