NHKのやっている番組で、「解体新ショー」という番組がある。


日常の気になる事象を、簡単に科学的に解き明かす、のがコンセプトの番組のようである。


まあ言うなれば、

日テレの

「所さんの目がテン!」

みたいな番組を目指しているのであろうか?


「所さんの目がテン!」は30分番組にもかかわらず、

とてもいい番組なのだ。


30分という短い時間で、「とりあえず」のツボは抑えており、

一般人の興味を十分掘り起こし、満足させるだけの内容である。

これ以上深く知りたい人は、自分で調べればよいことで、

科学の導入番組としては完璧。



それに比べてこの「解体新ショー」はよお・・・。



キャストは、劇団ひとり、麒麟、国分太一君、と

ギャラも知名度もそれなりの面々の人たちを使っている。


にも関わらず・・

・・いや、だからであろうか。


内容がさっぱりなのよーーーー。

なるほどー、と思った試しがない。

そして今回の「絶対音感」はひどすぎた。



絶対音感がどういうものか、ということも大して説明されず、

すごいねーすごいねー、

というだけのものであった。


(私からしたら、絶対音感なんて大してすごくない。断言できる。)



いやー、あれはもう少し説明したほうがいいんじゃないかなあ。

あれじゃあ、分かる人にしか分からないような・・・。

しかも興味がちっとも湧かない・・・。



ちなみに私も不安定ながら絶対音感は持っている。

専門的な訓練を受けていないせいか、それはかなり不安定なものであるのだが。


どれくらい不安定かと言うと・・・。


楽器が奏でる音はもちろんラベリングできるし、日常音はだいたいラベリングできる。

イスをひくときのギギっという音とか、コップの音とか。


しかし、

電子音(レンジとかのピッという音。)はムリだし、人が話す声はラベリングできない。

人の声でも、歌を歌ってくれたらラベリングできる。

電子音でも、携帯のボタン音なら分かる。


要するに、ドレミの音を出しますよー、という音なら分かる。

という程度。


だからって日常の何が役に立つだろうか。

絶対音感なんてあってもなくても、音楽的要素には全く関係ない、と言って良いと思う。

絶対音感の持ち主として、指揮者の飯森さんが出ていたが、

絶対音感を披露するだけして、そのまま披露しっぱなし。

どうして大してすごいことじゃない、と言わなかったのかなあ。


そりゃー指揮者にはあったほうがいい能力ではあるけど、

だからなんだ、くらいの能力なのである。



食べても食べても太らないギャル曽根、みたいなものだと思う。

確かにすごい体質だけど、えーっと、だからどうした、みたいな?


ま、ギャル曽根の場合、どちらかといえば、

あんなに大食いなのに、どうしてあんなにキレイな食べ方なんだろう?

という方がすごい能力な気がする。



ついでにもう一つ。


「絶対音感の持ち主は、音楽を聴きながら本が読めない」

と言っていたが、コレは半分本当。


私もiPodを買ったばかりの時、

電車内で本が読めなくて困ったことがあった。


だが、脳内にスイッチがあり、音楽を背景として感じるように訓練をしたら

音楽を聴きながらでも本が読めるようになった。

(実際は聞いていないのだろけど。)


これも中途半端な絶対音感のおかげだろうか?



絶対音感がもてはやされるようになった原因って、

きっと最相葉月の『絶対音感』のせいなんだろなあ。