平成20年7月10日(木),
「 村治佳織(Guit) & ゲヴァントハウス・バッハ・オーケストラ 」
(サントリーホール)に行く。
村治佳織の生演奏はこれで2度目なのだが,
以前と同じ感想。
イマイチ。
「シンフォニア/村治佳織 」の輝きと繊細さが懐かしい・・・。
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ただ,褒めるべき点もある。
彼女の紡ぐ音は独特で,透明感があって,美しい。
なので,私が彼女にお願いしたいのは・・・
以前カラヤンがやっていたが,
「アダージョ」
のような,2楽章ばかりを集めたコンサートとかどうかなあ。
彼女にぴったりだと思うのに。
ただ,このコンサート,
村治佳織ばかりを責めるわけにはいかない。
一番の失敗は・・・
編曲のヘタさ。
チェンバロ協奏曲を村治佳織は演奏したのだが,
チェンバロ部分がギターに編曲されている。
その編曲がすこぶる悪い。
プログラムに編曲者のコメントが載っていたが,大変苦心なさったそうで。
チェンバロとギターは音域が違い,あまりに楽器が違いすぎた。
だから,編曲+作曲をほどこした,らしい。
こんなこと言ったら怒られるだろうが,
そもそもこの組み合わせ自体,失敗だったのでは?
ギターで弾くバッハはいつもと違う音風景を見せ,私は大好きなのだが,
オーケストラと合わせちゃうと,アレレ,アレレ,となってしまうんだなあ。
(バッハ曲の場合。)
だって,それ用に作ってないんだもん。
さて。
このコンサート,村治佳織が主役ではなく,
メインはゲヴァントハウス・バッハ・オーケストラ。
後半は,ブランデンブルグ協奏曲2曲と,二つのヴァイオリン協奏曲。
すんばらしかったデス。
楽しそう~に弾いていて,聞いているこちらもルンルンしちゃう。
もともと私は,あまりブランデンブルグ協奏曲(全6曲とも)を
スキではなかったのだが,
その理由は,陽気な感じが私をイラっとさせたから。
なのに,昨日はその陽気さが心地よかった。
大人になったのかしら,私。
村治佳織には失望したが,
(でも相変わらずかわいかった。白い妖精のようなドレスを着ていた。)
バッハにはおなかいっぱい,幸せいっぱい,だった。