何事にも影響されやすい私の性格は,幼い頃から変わらない。


私が幼稚園生だった頃,

両親は私に道徳的なことを説いた物語本フルセット10冊をプレゼントした。

(嘘をつくな,泥棒するな,的なことが暑苦しいくらい説かれた物語。

 今思えば,両親は何を思って買ったのか・・・。)


そこの中の一つにいたく感激した私。

その内容とは・・


「ある女の子がお父さんの大事にしていたお皿(か何か)を割ってしまう。

 お姉ちゃんが,一緒に謝ってあげる,と言ってお父さんに二人で謝りに行く。

 するとお父さん,二人ともイイコだね,と許してくれる。チャンチャン。」



じーん,と感動した鼻タレ幼稚園児の私。

いつか私もまねしよう,見習おう,と固く決意をしていた。



そしてそのチャンスはわりと早くにやってきた。



ガチャーン。


両親不在のおやつ時。

妹がベランダの植木鉢を割ってしまった。

妹が泣きべそをかきながら言った。


「お姉ちゃん・・・どうしよう・・・ぅぅ( p_q)」


チャーンス☆

と当時の私が思ったかどうかは忘れたが,


「私も一緒に謝ってあげる」


とお姉さん面して,優しく言った私。


それを聞いた妹,パァ~と明るい顔してこう言った。



「お姉ちゃんのせいにしてくれるの?」



・・・・・。

・・・・・。

ハァ?(  ゚ ▽ ゚ ;)


あわてた私。

話が違う。


「それはやだ。」


と即お断りして,結局,二人で謝りに行った。



母親は

一緒に謝ってあげた私を褒め,

素直に謝った妹を褒めた。



結果,物語と同じく褒められたが,何かが違う・・・と感じていた私。

でもやっぱり褒められて嬉しかったのも確か。

図々しい妹につい笑ってしまったのも確か。



人生,思い通りにはいかない。

人生,思い通りにいってもおもしろくない。


幼くして,これらのことを学んだ私は,幸せものに違いない。