綿矢 りさ
蹴りたい背中

ようやく,というか,やっとこさ図書館で順番が回ってきて借りた本。

(買えばいいじゃん,とも思うが,お金を出すのも惜しくて。)


読後感は,とにかくだるかった。

けだるさをうまく表現できている。

しかもそのけだるさは,自然のものではなくて,

多数の人間とうまくつきあっていくのもイヤだけど,1人もいや。

だけど,クラスから浮いちゃってる。

けど,1人が好きなんだ~と立ち振る舞っているのを演じる私。

が無理矢理まとうけだるい空気感。


全てが作られた空間。


同時受賞の金原ひとみの「蛇にピアス」よりは読めた。

私,がんばった。


ただ。

史上最年少,という事実をとっぱらったとしても,

これが芥川賞・・・。

うーん,と考え込まざるを得ない。


空気感とかわかるんだけど,無理がある。

高校生ってもっと残酷なはずで,そういうシーンとかあってもよさそうなのに。

(いじめ,とかではなくて。)

絹代があまりにできすぎてるのも気になる。


ちょっと独りよがりっぽいところが,私にとっての蹴りたい背中。